ブロカントの後は
車で10分ほど
山をこえて、お花を摘みに。
セザンヌたちが愛し、描いた風景です。
岩肌がやわらかく、岩をくりぬいたり、
岩を切り出してブロックにして家を建てたりしてきたそう。
トルコのカッパドキアを思いおこさせます。
この山の向こう側には、ひらたくカマルグの地が広がって
その先は、海。
その先は、海。
カマルグの馬は、子馬のときには茶色い毛並みなのだけれど
成長すると、
みな真っ白い馬になるんだって。
野生のスカビオサがたくさん!
ゆらゆらと愛しくも、逞しい。
山と言っても、いわゆるMontagneではなくMontagnetteというそうで
ちっちゃな山、小山、ぐらいのイメージ。
「ここは、高さも歩いてのぼれるほどで
人間を脅かすようなこともなく
色はグリーンやグレーのグラデーションになっていて
やさしい山なんだ」
とフレデリック。
南仏イコール黄色、紫、赤のコントラストを思い浮かべますが
本当の南仏の色はこんなふうに、穏やかでやさしい。
ブルーベリーのおはな。
エスカルゴの実。
と、名づけました。
平和の象徴、オリーブの原。
こちらはアーモンド。
つい先日、ボナール展でアーモンドの木の絵を見たばかりだったので
あの絵のように、
白い花を咲かせたところを想像しました。
落ちている枝や実を拾ったり、
花を摘んだり。
背の高い木が生い茂る森とも、
原っぱとも違う魅力のあるところ。
広い空と静けさに抱っこされながら
ゆりかごみたいな山。
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