平和の象徴、オリーブの木に迎えられるシャガール美術館。
ここではシャガールの意向で、主に宗教画があつめられています。
嬉しいことに、日本語のオーディオガイドを貸してくれます。
(その際パスポートを預けるので注意)
聖書のシーンをモチーフにした絵が多いので、
解説が有難かったです。
聖書のシーンをモチーフにした絵が多いので、
解説が有難かったです。
特に素敵だったのは、雅歌(聖書の中の、愛の詩歌)の部屋。
ダビデ王の情熱的な愛をうたった詩にそって描かれた一連の絵は
薔薇色。
ロマンティックな色であり、同時に残虐性を秘めた血の色でもある。
美術館の中のお庭が気持ちよかったです。
ミュージアムショップでは、ミニトートバッグを買ってしまいました。
昔からなぜかトートバッグに目がなくて、つい買ってしまうのです。。
美術館の帰りは、坂道を下って中心地の方へ戻ります。
ローランギャロスという名前のバス停もありました。
(※日本の親しい方々からのメッセージカードにあった謎の叫び、
「ローラン・ギャロス!」
なんの呪文をかけられたのかとおもったら、
全仏オープンなどの舞台となる由緒正しきテニスコートのことだったみたいです。
ここで見つけたのはただのバス停で、
本物はブーローニュの森にあるのだとか。)
そこから今度は、高校時代の友人、なのちゃんに教えてもらった
Villefranche-sur-mer
ヴィルフランシュシューメールへ。
長い名前…噛みそう。
Nive Ville駅の横から出ているトラムに乗って、ガリバルディまでゆき、
その近くのバス停から81番のバスに乗り、
Octroiにて下車。
ニースの中心から15分ぐらいなのだけど、
静かで小さなまちです。
とりあえず観光案内所があったので聞いてみたところ、
優しくて親切なお姉さんが、
ジャン・コクトーの教会Chapelle saint-pierreがあるわよ!
徒歩6分!
とおすすめしてくれました。
地図をくれて道を示してくれたのですが、
ここの階段を突っ切っていけば・・・と、
ショートカット方法まで教えてくれました。
まちを描いたきれいな絵はがきも売っていたので購入。
歩いていると、おうちも一軒一軒かわいらしい。
これが、ジャン・コクトーの教会。
とても小さいのですが、さすがは『恐るべき子どもたち』の著者、コクトー。
内部には、だまし絵の扉や目玉モチーフの燭台、
チョークでめいっぱい描かれた壁など
シュールで不思議な世界が広がっていました。
たまたま来た100番のバスでもNice駅へ行けるようだったので、
飛び乗って駅へ戻ります。
車窓から、さよならのいちまい。
夕陽が海を照らしてる。
Nice ville駅前の長距離バス停から99番のバスで、
Nice空港のターミナル2へ。
帰りもeasy jetで、今度はオルリーでなくCDG着。
パリに着いた瞬間、
不審者(酔っぱらい?)が警備員さんに取り押さえられて騒いでいるところを目の当たりにして
ううっ、南仏カムバック…
とおもいながらも
最寄りの駅につけばなんだかほっとして
お部屋のベッドはあったかい。
なんだか遠い夢のよう。
一人旅、
色々あったけれども楽しかったな。
一人だからこそ出会えた景色、過ごせた時間。
そしてこの、サバイバル感。癖になってしまいました。
一人旅、たくさんするぞ。
南仏にもあと2回はゆきたいな。
次は、ラベンダーの季節に。
たった1泊2日の弾丸ツアーでしたが、
6回にわたって読んでくださった方、どうもありがとうございました。
また一人旅をしたときには、どうぞお付き合いくださいませ。
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