Frédéric Garriguesのレッスンを受けてきました。
フレデリックは、以前マレにアトリエを持っていたのだけれど
数年前、故郷の南仏に帰ったときいていました。
それがなんと。
ある日、
おうちから徒歩30秒、走って10秒のところにあるレストランに貼ってあった
一枚の告知。
Cours de décoration florale par Frédéric Garrigues
の文字が!
彼がパリで
というか、ここで
テーブルデコのレッスンをするというではありませんか。
びっくりして、すぐに申し込みました。
花材はすべて南仏で摘んで、連れてきたもの。
珍しいハーブや
土のついたまま持ってきたすみれ、
曲がりくねっていたり、こけのついた枝、
野の草花たち。
つくる花の印象とおなじ、
素朴で優しい空気のフレデリック。
でも、レッスンが始まりお花の話をしだすと、
止まらない、止まらない。
デモンストレーションとして、いくつかのアイディアを見せてくれながら
熱が入ってどんどん早口に。
もう、聞き取るのに必死でした。
季節の花しかつかわない。
お料理と一緒で、旬の花は色も香りも違う。
作為的なものは好きじゃない。
市場で売られているまっすぐな花より自然の花が好きだ。
テクニックは目的じゃない。
僕が作ったものを作るんじゃなく、これはただの一例だから
それぞれが感じる“春”のイメージを表現して、
花と会話しながら、
感じるままに、好きなように!
歌いながらでもいいよ!
手の先でうまれるかたちはそれぞれに違っても、
魅力的な花をつくる人は
こういうこころが共通しているのかなとおもいました。
さらに、
野の花はそのままで綺麗だから簡単なんだよ
と言いつつも
葉っぱをとる加減だったり、さりげない高低差だったり
透け感だったりに
彼のロマンティックをかんじます。
レストランの中にも外にも並んだたくさんの花たちに
キャンドル、燭台、小さなボトルやグラス等々の小物類、
“ここにあるものなんでもつかって、好きなように、
あなたの感じる春を表現したテーブルを作ってください!”
多分、お花のレッスンに通い慣れた日本人ほど戸惑ってしまうとおもう。
助言はあるけどお手本はない、自分の想像力がすべて。
たのしい。
できあがったものは、
自分で飾ったテーブルでディナー。
なんとなんと
偶然なことに、自宅から超ご近所な所以に
おうちのマダムが通りかかり、
急遽わたしのテーブルでディナーを一緒に食べることに!
ちょっと待ってて!といって、
慌てて黒いドレスにお着替えしてきたマダム、かわいかったです。
わたしはいつも通りのデニム姿だったのですが…。
ノエルみたいに楽しい!と言って喜んでもらえて、良かったです!
フレデリックが自分たちスタッフのテーブルとくっつけてくれて、
たくさんお話もできました。
すっごくいいひとでした。
楽しい食卓でした!
オリーブオイルと、ハーブのお土産も。
わーい♪
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