お店では、
月に一度、イタリアから空間デザイナーの女性がきて
700平方メートル(2階建て)の店内のディスプレイを
ほぼすべて
数日かけて
がらりと模様替えします。
わたし含むスタッフは彼女の指示に従って動くだけなのですが、
彼女のアイディアやセンスには脱帽。
今まで、わたしは色に対してとても保守的で
洋服や小物ならまだしも
おうちのインテリアで大胆に色を使う勇気がなかなか湧かなかったのですが
このお店で働き始めてから
色や個性的な柄ものをインテリアのなかで上手に取り入れると
空間全体がいきいきして見えることに気がつきました。
ぺったりしないせいか、広くも見える。
勿論、取り入れ方によってはごちゃごちゃしてしまうので
そこがセンスの見せ所となる訳なのですが。
住空間における花について考える、
新しい視点からのアプローチにもなっています。
いつも、自分ならどんな空間に住みたいか
お店の商品をつかって
妄想…ではなくイメトレしています。
月に一度のチェンジ以外にも、
毎日のように新商品が入荷してきては
スタッフでその都度ディスプレイを考えています。
商品の入った段ボール箱を開けて、
中を見る瞬間は
クリスマスプレゼントの包みをあける子どものように
わくわく。
モード関係の方や、歌手や女優さん、モデルやいわゆるソーシャライツ、
いろんなお客さんが来店するのですが
ある方が
「わたしは、メルシーにもコレットにもない、ここのファンタジーみたいなものがとても好き」
と言ってくれました。
まさにそれはわたしの気持ちを代弁してくれたかのような言葉で
まだパリでは開店して半年ではありますが
そうやって共感してくれるお客さんがいて、嬉しかったです。
日々の暮らしに、一滴のファンタジーというか
なにか美学みたいなものを込めて、生活できれば。
なにか美学みたいなものを込めて、生活できれば。
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