仕事が終わると、
大の親日家の友人であるBoudoin氏からちょうど着信。
これからシャイヨー宮で上演する日本のスペクタクルがあるんだけど…
とのお誘いが。
演目は、野田秀樹氏の"Egg"
一緒に行くはずだった友人がキャンセルになってしまったとのことで
完全に
スライディングキャッチでおこぼれ頂戴しました!
急遽、メトロの9番線を逆方面に乗り換え、
トロカデロへ。
とはいえ何の予備知識もなく
メトロ構内でエッグの広告は見ていたのですが
真ん中、なんか妻夫木くんっぽいとはおもっていたのですが
ほんとに妻夫木聡でした。
妻夫木聡、深津絵里、仲村トオル、大倉孝二、藤井隆・・・
と数え上げると、びっくりするぐらいの顔ぶれ。
そして
深津絵里ってこんなに歌上手だったんだ、椎名林檎みたい
とおもっていたら
音楽:椎名林檎
でした。
なんと豪華なのでしょう!!!!!
一般庶民的には、
突然目の前に日本映画を代表する役者さんたちが出てきただけで
テンションが沸騰してしまったわけですが
それもつかの間
あっというまに舞台の世界に引き込まれてしまいました。
テンポが速く、次から次へとひっくり返されてゆく物語。
(フランス語字幕の電光掲示板が舞台の上に出ていたのだけど、
やはりフランス人にはついていくのが大変だったよう。)
最初はコメディーかとおもいきや、
だんだん「嫌な予感」がしはじめて
「脚本の読み違い」で今までの芝居はなかったことになる。
ノーサイドの笛が鳴る、
設定は変更される、
記録は塗り替えられる、
歴史は改ざんされる。
いろんな意味が重なってきて、最後にひとつのマンホールに吸い込まれて行きます。
劇場の梁にぺらぺら貼り付いていた一枚の紙のように、
観客の心からはがれない
「過去から逃げろ!」
という、不穏なメッセージを残して。
しかしながら、
役者さんの放つオーラって、凄まじい。
あと
振り付け師役の藤井隆の動きがキレッキレでした。芸達者。
あと
仲村トオルの上半身が鍛えられててかっこよかった。
なむなむ。
ありがとうございます。
シャイヨー宮からはエッフェル塔のきらきらも見ることができました。
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