のに、安全でも適切でもありません。





■7月6日〜10日、第2回オープンアトリエを開催します!
ワークショップ、ブロカントなど色々なイベントがありますので、
よろしかったら遊びにいらしてください。

***

口に出すにしろ出さぬにしろ


「長いな。」という目でよく見られる、グログランの赤いりぼん。

これは大切なお仕事道具です。

たしかに、無駄に長い。

でも、このぐらい“無駄に”長くなくちゃ、かわいくない。

これは“必要な余白”みたいなもんだ。と、おもってる。

さすがに、フローリストナイフにはつけていないけれど。

ナイフにつけたら、使いにくいから。

でも、見た目ほど不便ではないのですよ。


同様に、取り出すと、ちょっとびっくりされるのは


鍵。
鍵と言うか、キーホルダー。

BORGOで働いていたときに、余ったりぼんと麻ひもが勿体なかったから、

鍵につけてみたらかわいかった。

あとから、

TRUCKで買った、レザーの切れ端のキーホルダーもつけた。

これは実用的でもあって、鞄の中でゴソゴソ鍵を探す時間が

当社比5割、いや6割ぐらいは確実に減ったとおもう。

BORGOでは、paquet cadeau(プレゼント用のラッピング)をするときに

ラフィアとりぼんを重ねてつかったりしていて

ラッピングの方法は、それはそれは無造作なんだけれど

でもそれがかわいかった。

日本の、特に百貨店のひとなんかが見たら眉をひそめるようなものだろうけれど。

実際わたしも最初、

「えっ、paquet cadeauにしますかって聞いておいて、あえてのこれですか?」

と思ったりしたんだけど。

あと、余談だけど、

merciでTシャツを買ったとき

すごーく時間をかけて丁寧に包んでくれているなとおもって見ていたら

受け取ったものは、ただ薄紙でチャッとくるんだ(巻いた?)だけのものだった。

そのときも

「えっ、あれだけ時間をかけて、あえてのこれですか?」

って笑いそうになったんだけど。


適切とか無駄とかって、ないなあ、人生。

と、突然話を飛躍させるのがわたしの得意技。

何が良い悪いってないし、正しい間違ってるもなくて、

その都度、自分に対して正直に選択して来た結果が今の人生であって

そのひとつひとつが、

村上春樹的に言えば、記憶という図書館の書庫におさめられている。

例えばつい最近まで無駄だとおもっていた時間や経験も

違う文脈の中では、とても大切な意味があったりする。

そして文脈は、自分次第で何度でも書き換えられる。

何もしないことからは何も生まれないけれど、

動いたことは、(たとえその時点では無意味だったと思うような結果になったとしても)

すくなくとも、“無”ではない。

もしかしたら、いつかどこかの文脈で、原石のくずが宝石に、かわるかもしれないし。

そんなことをぼんやりと考える、金曜日の昼下がり。


ちなみに、鋏につけてるおりぼん、実はまだ在庫があるんですよね。

パリの自宅用の鍵が、次なる標的です。


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