純喫茶ニット。


錦糸町の純喫茶。

そう聞くだけで、

ああーなんか、あやしいねえ、

あやしいけど、気になるねえ。

そんな風に思ってしまいませんか。

私は思ってしまう。気になってしまう。


最近、生まれ育った東京のイーストサイドが持ち上げられている。

実際にすてきな場所が増えているし、

盛り上がっているのは大変に好ましい流れではあるのだけれど

「甘い考えで手を出したら滑りますよ。」

と、ひとこと、老婆心ながら注意喚起したい。


いぶかりながらも心踊らせて訪ねた、

錦糸町の純喫茶、ニット。

実際行ってみたら、ショーウィンドウには


わざとかな、というぐらい

美味しそうに見えないサンプル。

でも、「ニット特製」って赤い文字で書いてある。

そうなの、この特製ホットケーキがお目当てでやってきました。


期待どおりの、想像どおりの、記憶のどこかで見たことがある喫茶店。

ホットケーキセットを頼むと、

ドリンクに、珈琲か紅茶かミルクか昆布茶を選べます。

どうしても、昆布茶をスルーできなかった。

こ、昆布茶お願いします、と言ったら、渋いね〜といわれてしまった。

ホットケーキは、今から焼くので20分ほどかかります、とのこと。

わくわく。


出てきたのは、銅の型で焼いているという、特製のホットケーキ。

今はやりのパンケーキではない。

この端正なすがたが、すべてを物語っています。


かけるのはメープルシロップでもハチミツでもなく、

透明な“蜜”というのも、あやしくて、下町ぽい。

なぜバターが爪楊枝で刺さっているのか。それも、ぽい。


そういえば、この蜜の入った小さなポットと昆布茶が、

ホットケーキよりも先に出てきたのだけど

うっかり「これ(蜜)は、昆布茶用ですか…?」と聞いてしまったものだから

店員のおばちゃま、「これ入れたら、昆布茶じゃなくて甘茶になっちゃうよ!」と爆笑。

余程お気に召したのか、

わざわざキッチンにまで伝えに行ってました。

「昆布茶じゃなくて甘茶になっちゃうよ!」って。

わざわざ報告しに行ってました。く、悔しい。

嬉しそうにずっと、こっち見てました。

しかしこれもまた、下町情緒。

甘んじて受け入れる。

そうそう、ホットケーキは言わずもがな、美味しかったです。

ふかふかで、中はどっしりしていました。


突然ごめんなさい。

錦糸町にもあるんですよね。亀戸ぎょうざ。

テイクアウトして帰ってきました。

3皿頼んだのだけど、足りなかったな。


ちなみにこれが、亀戸ぎょうざ錦糸町店の外観。

「キャー、レトロで可愛い」なんてレベルは、とっくに通り越しています。


確かに勇気がいるとは思います。

そりゃあ、「味の店」とは書いてあるけどね。

すぐ近くは、競馬のビルです。

でも、その混沌が錦糸町なんです。

遊びにいらっしゃる方は、

それも含めて、楽しんでいってくださいね。


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