藤の花に会いにゆく週末旅。その1(Paris - Collonge La Rouge)


パリから週末旅行にいってきました。

3月の初めには、ミモザを見たくて南仏へ飛びましたが

今度は、藤の花を見に

Collonge La RougeとTurenneという村へ。

また旅行記にお付き合いいただけましたらうれしいです。


Gare d'AusterlitzからIntercitesに乗って、Brive La Gaillardまで

4時間15分。


なかなかの長旅です。

お昼ごはんもおやつもしっかり用意してゆきました。

おやつに持っていった、

“Finger”というフランスの子どもたちが大好きというチョコを取り出したところ

隣の席の可愛い男の子が、あまりにも

じっ

と凝視してくるもので

Tu veux?(いる?)

と箱を差し出したら

うんうん!!とものすごい勢いで二度頷き、

merci!と言いながらさっと手を伸ばしてきました。

大いに癒されました。


お昼ごはんには

どうしても、スーパーで売っていたサンドウィッチは美味しくなさそうで

血迷ったあげく

アジアンのお惣菜屋さんで

ボブンと生春巻きを買ってゆきました。

バカンス中の家族連れが楽しくお菓子やサンドウィッチをつまんでいる中

車内でひたすらボブンを食べる28歳。

わたしです。お箸は持参。


Briveに到着したら、

2両編成のチューブのような形をしたちいさな列車に乗り換えて

そこからさらに15分ほどで、Turenneに到着。

駅には、その晩宿泊予定のシャンブルドットのオーナー、

Brigitteさんが車で迎えにきてくれます。



・・・のはずでしたが。



早速ハプニング。


なにせTurenneの駅がこんな感じだったもので
(帰りに撮影)

どこまでが駅で、どこからが線路なのか。

列車が止まったものの、ドアも開かず。

ドアの外は、ただ、石と草がもさもさ生えているだけ。

止まったけど、ホームはここじゃないよね。

停車位置を間違えたかなにかで、

もうちょっと進むとホームがあるのかな。

そう思っていたら案の定

列車が動き出しました。



そして



加速しだしました。




あ。

ダメだ。




しっかりドアの前に立っていたにもかかわらず乗り過ごすという

悲しすぎる痛恨のミス。

でも、こんなときにも動じない度胸だけは身に付いてきていて

すぐにBrigitteさんに電話して状況を説明したところ
(フランスでは、日本に比べて
車内での通話がマナー違反という認識は非常に薄いのですが、
ともあれ緊急事態ということでお許しを。)

「道理で、駅で待ってたけど一人しか降りてこなかったわ〜!
心配しないで!次の駅に向かうから、次で降りて待っていてね!」

と優しいお言葉!ありがたや!

そして次の駅につく前に、車掌さんに

「電車の降り方がわからないんですけど」

と、堂々と幼稚園児並みの質問をして

ドア横の壁についている緑のボタンを押してドアを開けることを学びます。

手動だったか。

人生、毎日が学びなり…。

言われてみれば当たり前におもうのですが、

ボタンのあるところにはちょうどスーツケースを持った女の子がどんと立っていて、

見えなかったのです!

そもそも、あの草のもしゃもしゃしていたところが本当にホームだったとは。

まあ、ただの言い訳ですけれども…。

ドアの前で降りる気満々で立っていたのに乗り過ごした28歳。

わたしです。

その後

「次の駅で降りるの?観光客?ここで降りるなんて珍しいね!」

と車掌さんに質問攻めにあいました。

「いや仰る通り、次の駅に用はないですよ。」

と言いたいところでしたが

前の駅までの切符しか持っていないこともあり

乗り過ごしたとも言えず

曖昧に、あーとかうーとか言っておりました。


次の駅は、Turenneよりもちょっとは駅らしく、駅舎がありましたが

無人駅で

商店はおろか、なんにもなくて

暗雲だけがものすごい存在感を放っていました。

しかし、



お目当ての藤をここで既に発見!

そして待つこと十分ほどで

Brigitteさんが笑顔で手を振りながら現れました。

ボタンを押すのを知らなかったという説明をしたら大ウケで

何度も喜んでくれました…。

何はともあれ、Brigitteさんの車でようやく

Collonge La Rougeのシャンブルドットへ!

つづく。


***

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