同じの、もう一杯ください。



***



買い物に出掛けて、

帰ってきて。


同じ空き瓶がごろごろ並ぶのを見て、

ふと気がついたのですが

その日買った化粧品が、すべて“リピート買い”のものでした。


そしていつの間にか、3つほどのブランドで揃っていることにも。

わたしの使用しているコスメを知りたい♡などという需要は

よもや地球上に存在しないと思いますので、

わたしの手間と読む方の労力を鑑みて詳細は割愛させていただきますが


同じ空き瓶、同じブランドロゴを眺めながら

ぼんやり考えたのは、

数えきれないほど繰り返している、日々の選択のこと。

できるだけ、

日々の繰り返しであっても、意識的な選択をしたいとおもったこと。

全部そういう風にはできないけれど。

いくら時間があっても足りなくなっちゃうから。


良い風に(もしくは一般的に)考えれば、

色々試してきたなかで、

自分に合うもの、自分の好みが定まってきたということなのだと思います。

10代の頃、モデルの川原亜矢子さんが

「20代までは、とにかく色んなファッションに挑戦するべき。

30代になったら、自ずと自分の好みやスタイルがわかってくる」

と言っていたのが印象的で、ずっと覚えています。

昨冬にちょうど30になり、

その言葉を実感するようになりました。


自分にとって好きなもの、似合うもの、心地よいものは多分こういうもので、

こういうのは素敵だけど“わたしの持ち物”ではないな、とか。


ファッションや化粧品だけのことじゃなくて

人づきあいも、生き方も、

人生の至るところに起こりうる選択の場面において、言えることだとおもうのです。

選択することは、能力であって、鍛錬できる。

大袈裟な言い方ですが、

自分の人生を自分のものにすることができるのは、選択するちからだとおもいます。

人生で大切だとおもうもの、必要なもの。

それを見極め、選び取るちから。

雑誌の"30になったら揃えたい逸品リスト"には載ってない。

大人になってゆくうちに、磨いてゆきたいもの。


一方で、

スタイルはあっても進化は必要で、

錆びないひとでいるためには、

わ、こんなのも意外と良いかも、みたいな柔軟性や好奇心も、

ほんとにこれが絶対良いのかな、みたいな懐疑心も、

ずっと持っていたいなとおもいます。


思い描くような大人の女性になるのは、簡単ではなさそうです。

でもなんだか、楽しそう。

地図やコンパスを手に入れながら、

冒険はいつまでもつづく。


そういえば、化粧品といっしょに

UNIQLO UのクルーネックTシャツが気に入りすぎて、

白と黒、一枚ずつ洗い替えも買いました。

よって、この夏、わたしが毎日同じTシャツを着ていたとしても、

ちゃんと洗っていますので、ご安心くださいね。


***

現在、ブログのランキングで、5位になっております…!!
クリックして応援していただけましたら嬉しいです!
↓↓
にほんブログ村 花・園芸ブログ フラワーアレンジ教室・販売へ

どうもありがとうございます。

■Instagram: @maisonlouparis