タオルミーナからロープウェイで3分。
"ISOLA BELLA"
その名も“美しい島”という意味の
海から浅瀬を渡って歩いてゆけるちいさな島、
イゾラ・ベッラへ行ってきました。
有名な観光地なだけあって、人もわんさか。
イゾラ・ベッラの周りの湾から出航している
ボートツアーに参加しました。
幸運なことに、
わたしたちの回は貸し切り。
陽気な船頭さんが、容赦なくイタリア語でマダーム、マダームと話しかけてきます。
で、かなり揺れが激しいボートだったもので、カメラもゆれゆれです。
さて、
ツアーに参加したいちばんのお目当ては、
青の洞窟です。
昔からずっと行ってみたかった青の洞窟。
ちいさな夢が叶いました。
写真を眺めては、実物を見てみたいと願っていた場所。
カメラには収めきれない、神秘的で、特別な色でした。
言葉でも写真でも表現しきれないけれど、
自然の美しさは、なにも語らずして
静かに人をそのなかに包み込んでくれます。
個人的にはハイライトを最初に終えてしまいましたが
ツアーはまだまだ続きます。
イゾラ・ベッラのそばを通り過ぎて
これは、タオルミーナの岬。
サボテンが群生しているのをたてがみに見立てて、
ライオンと言われているそう。
海に向かって掲げられているような十字架は、
神様への畏敬のきもちか、
海に飲み込まれてしまった人々への追悼でしょうか。
シェル・ケープと言われているこの洞窟は
確かに真珠貝のようにも見える。
この後、グランブルーと呼ばれる、
まさに一面の青と、パノラマの美しい場所で
“マダム、スウィーム！スウィーム！(swimね)”
と。
ざぶんしてちょっと泳いでみたものの、瞬く間に体力を消耗し、
すすすっと船へ戻る。弱し。
疲れた身体に響く、大揺れ。
相次ぐ大波に、船、浮く。
絶えず降り注ぐ、水しぶき。
綺麗な景色も見たいけれど、つい、この苦虫フェイスです。
下船後も、しばらく口をきけないほどグロッキーな状態が続きましたが
ちゃきーん。
食べ物で一気に回復。
ムール貝、ボンゴレ、えびとチェリートマトのリングイネ！
海の幸が美味しいので、普通のボンゴレが一番好きかも。
ティラミスは、お店によって全然違う。
ほぼ甘くないものもあれば、ほぼマスカルポーネのものもある。
最後はだいすきなジェラートで、一気に天にも昇る心地。
おいしいものがあれば、生きてゆけます。
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