ただいまBORGO.




わたしが去年、パリで長い時間を過ごした場所のトップ3は

研修を受けて、その後も何度となく通い続けていたRosebud,

そしてちょうどRosebudでの研修が終わる頃に

リクルートされて、働いていた


イタリア発のライフスタイルショップ

BORGO DELLE TOVAGLIE.

BORGOの商品が本当にだいすきで、いつも幸せでした。

(スイーツとカフェをoffert(ご馳走)になりました。Grazie mille!!)

久しぶりに訪れると

お店の方のスタッフは入れ替わっていて誰も知らなかったけれど、

キッチンのスタッフは皆、変わらずで

イタリア語をフランス語かのように堂々と話してくる彼ら。

当時は慣れていましたが、その事実を忘れていたので戸惑いました。

甘い言葉を平然とした顔で語ってくる彼ら。

当時は挨拶と同じだと知っていましたが、これも今となっては貴重なので有難がっておきました。

ほかにも甦ってくる、数々のイタリアンユーモア、謎で、愉快な日々。

ありがとう♡



数日後にまた訪れたところ、

今度はオーナー夫妻がいて、ふたたび熱烈歓迎してくれました。

昨年パリで事件があって以来、日本人観光客が激減しているそうですが

これからまた少しずつ増えていくだろうと楽観的でした。

早く街全体に人が戻ってくるといいなあ。

事件のあった劇場からお店は近いのですが、

その日はお店に50人以上が避難して、シャッターを降ろして人々を守ったのだそう。

ちょっと誇らしげでした。本当に、無事で良かった。

パリは安全だから是非来てください、だなんて

無責任なことは決して言えないけれども、

そもそも世界中で安全な場所なんて、もう残っては居ないのかもしれないな。

(日本だって海外から見たら、天災や原発によって危険な国だと思われている面もある。)

せめてわたしは、

パリの普通の生活を

ありのまま、伝えていけたらなとおもう。

この街は、涙に暮れたとしても

たのしくて、美しいまちであることは確かだから。


またまたスイーツとカフェをご馳走になり

「僕たち本当に良い感じで一緒に働いていたよね、
次はいつパリに来るの?長期で来るのはいつ?
またここで働く?フルタイム?パートタイム?イタリアでも働ける?」

と目をきらきらさせて言ってくれました。

少なくともイタリアで働くという選択肢は考えてないかな、ということだけ

丁重にお伝えして、帰ってきましたが

そういうふうに言ってくれることが何よりも嬉しい。

そしてまた、色々買ってきました。

帰国後開催するオープンアトリエにも持っていくつもりですので、

BORGOファンの方は楽しみになさっていてくださいね。


わたしの化粧ポーチが現在ジップロックであることを知ってか知らずか

最後にちいさなポーチもくれました。どうもありがとう。

そして

もうひとつ、

わたしがパリで多くの時間を過ごし沢山の思い出がつまった場所、

フレンチレストランのLe sot l'Y Laisseについては、

次回に続きます。


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