山種美術館で、納涼。

MAISON LOU paris
schedule 2018

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 ■ 9/1,7,8 フラワーレッスン
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■9/11-17 GINZA SIXにて
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■9/18-10/3 Paris

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残暑お見舞いの時期ですが、

どうも、真夏の続きに取り残されたような、東京にて。



広尾の山種美術館へ、日本画好きの父と、赴きました。



とってもリアルな、猫と、
去年の夏、台湾で買ったカンフーシューズ。



「水を描く−広重の雨、玉堂の清流、土牛のうずしお−」という企画展を目当てにきました。

猛暑の最中、絵から涼を感じようという、面白い企画。



撮影が許可されていた唯一の作品、

川端龍子「鳴門」(山種美術館蔵)


鳴門海峡の渦潮は、人を惹きつけるものがあるのか

他にも描いている画家が多く、面白かったです。

他にも、

千住博の「ウォーターフォール」は圧巻で

つい先日行った華厳の滝の水飛沫を思い出して涼しくなったし

奥田元宋の「奥入瀬(秋)」の紅葉の赤の美しさにも心奪われました。

歌川広重の「東海道五拾三次」の実物も、初めて見ましたが、

教科書などでよく見ていたイメージとは大きく違い、

橋に川に、振り下ろすようにザンザン響く雨音や

逆に、降り積もる雪が全ての音を呑み込む、重い静寂や

薄墨がかったような雨の日の闇、

川向こうにぼんやり霞んで見える建物の白、

色々な情景の“感じ”が、わあっと目の前に広がるようで

その場で景色を見、聞いている錯覚を覚えました。

実は、今までそれほど日本画には興味がなかったのですが

行ってよかった。

何にしても、本物を見て、自分で感じるということが大切だなあと思います。


山種美術館といえば、併設のカフェで提供される

その企画展ごとに考案される和菓子も有名。

楽しみにしてきました。



いくつか種類がある中、私は「鳴門」をテーマにしたものを。

味は、今風にいうと「普通に美味しい。」という感じでしたが、

見た目も美しく、涼やかで

鳴門の渦潮も、波も、

こんなに小さな中に表現する和菓子って、面白い。

企画展のたびに足を運びたくなる方もいるそうですが、

その気持ちもわかるような気がします。



秋を思ってつい手に取った、速水御舟の「ダリア」のポストカードをお土産に。

こちらは今回の展示には含まれていませんでしたが、

他にも山種美術館には素敵な所蔵作品がたくさんあるそうなので

また訪れるのが楽しみです。

この企画展は、9月6日まで。

山種美術館website


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