バレンタインのRosebud.


パリでは、バレンタインデーは男性から女性へ花を贈る日。

ノエルにしてもバレンタインにしても、

こてこてに前面に出すような演出はしないRosebudですが

バレンタイン当日の朝、

早速300ユーロのブーケの注文がはいりました。


ひゃああ。

すごいすごいすごい。すきすき。興奮。

ヴァンソンの頭、4つぶんぐらいありそうな大きさ。

こんなブーケを贈られるマダムは、いったいどんな人なのかしら。

わたしもいきなりこんなブーケを贈られてみたいものです。

妄想の雲がぽわわん、浮かんできました。

でも、こんなおっきなブーケが入る花器がおうちにないわ。

もうちょっと、いえ、だいぶ、ちいちゃくても良いです・・・。


一方で、

文字通りコインを握りしめて

赤いバラを一本ください!

と買っていく若い男の子に

アニーとともに

mignonすぎる♡と胸きゅん。


好きな人を喜ばせるためにお花を買う男性、

素敵ですね。


普段Rosebudには絶対入ってこないであろう赤いバラ。

このバラも使ってねと言われて

どうしたものかと店内を見回し

ヒヤシンスと混ぜてもおもしろいかも…という

アニーの高度すぎるトスをもにょもにょスルーさせていただきつつ


赤いアマメリス(マンサク)とユーカリを合わせてみました。
(バラ、光っちゃった…。)

今日は去年のバレンタインよりもかなり静かだったようですが、

それでもお店には次々とお客さんが訪れて

束ねたブーケたちもどんどんお嫁に行ってくれてうれしい。

そのたび、

奥さん(もしくは彼女)がこの子を気に入ってくれますように!

愛に溢れたバレンタインになりますように!と祈りながら、ばいばい。


チューリップとヒヤシンスとユーカリと黄色いマンサクで束ねたブーケ。

お店に来たELLE DECOのスタイリスト&ライターさんの目にとまり

有難くも、いたく褒めてくださったそうでして

後でアニーが教えてくれて、ブラボー♡と褒めてくれました。

うれしやーー!!

実際ブラボーなのは、この美しく品質の高い花材たちそのものであって

それを仕入れているヴァンソンとシリルであって

このお店にあるお花を好きなように使ってブーケを作っていいと任せてくれるアニーであって

そのこと自体がブラボーというか

あんびりーばぼーワンダフルハピネスせんきゅーで

その時点ですでに、素敵なブーケができるためのお膳立てはほぼできていて。

そんなことは百も承知でいても、ELLEファンとしては

やはり、うれしや!!

小躍りでした。


それからそれから

えいこらえいこら

長い階段を登って

ブーケを配達した先の女の子が

とても喜んでくれて

その笑顔がすごく可愛くて

花を贈る側と贈られる側、両方の幸せがうれしくて

バレンタインが商業的であれなんであれ

こうして大切な人に愛を表現できるのは素晴らしいことじゃないか!と

しばし感動に浸りながらお店まで戻りました。


夕方には、ゆうさんたちもお店に寄ってくださって

ますます心がほっこり♡

ゆうさんも日本へ帰ってしまうけれど、またきっと、すぐに会えるはず。


そんなこんなで、今日も、あっというまに一日が過ぎて。

ノエルとバレンタイン、

研修中の二大イベントも終わってしまいました。

日めくりカレンダーを

ばあああああっと勢い良く捲るような時間の流れ方です。

なにはともあれ

たくさんの愛に触れられて、幸せな一日でした♡

***

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また3位になっておりました…!