GUCCI 4 ROOMS.


<ご案内>

■11月19日(土)東京・立川のサロン・ド・テ・チーズ王国さんにて
お花とチーズのコラボレッスンを開催いたします。

■12月2・3日 千駄ヶ谷にてノエルのリースレッスン、
4日はリースレッスンとティーパーティーを開催いたします。

■12月、パリのFromagerie HISADAさんにて
ノエルのリースとチーズのコラボレッスンを開催いたします。
詳細は追ってご案内いたします。

■1月第3週目に、第5回オープンアトリエを開催予定です。


***


銀座のGUCCIにて開催されている現代アートの展示会

"GUCCI 4 ROOMS"に足を運んでみました。

その名の通り、4つの“部屋”を4人のアーティストが作り上げたもので

(そのうちの1つは別の場所で開催、既に期間終了しています)




"GUCCI HERBARIUM"

起き抜けのようなベッド、


椅子とテーブル、


糸に絡めとられたようなキーケース。

花柄の壁紙と床。

緊迫感と人の気配、

不穏と安穏がぴりぴりぴりぴりしている。

なんだか、鼓動がきこえてきそうで

赤い糸は心臓を囲む血管のようにもおもえるし

蜘蛛の巣のようにも結界のようにも

脈打って生きているようにも

死に近いようにも、


ぞくぞくする。

もうひとつ、印象的だったのは


"明るい廃墟"と評されていた

"GUCCI GARDEN"


GUCCIのコレクション、緻密に描かれた花や、“カワイイ”が

ペインティングや、無意味なことばの落書きに汚されている

ほかの部屋よりも天井の高いこの空間は

明るくて胡散臭くて後ろめたくて

何がとは言い表せないけれども

ただ、あんまり、気分が良くないんだけど


この不安なきもちというのは

あたりいっぱいに蔓延した空気感なのでしょうか。

アートについて何かを語るほどの知識も感性もないけれど

いつでも私たちは、どこかすこし不安。


けれども今、

揺れる明日を直視せざるを得ないときに

自分がどういう信念と態度をもってそこに根を下ろすのか

ゆらゆらとぐらついて見える世界は現実のものであって

その現実には、生活が内包されている。

生活は、不安に負けてはいけないですね。


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