MAISON LOU paris
schedule 2018-19
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＊1月13日までnew year sale中です
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今まで適当にしていたデータ整理を一気にやりました。
この機会にデータを全部HDDにまとめてしまおう、と思って
古いUSBたちも引っ張り出してきたところ、
高校時代のデータを発見してしまったのです。
高校時代なんて、もう14年前のことですから、
もはや、自分でありながらも知らない他人のデータを覗いてしまうようで
玉手箱を開けるような緊張感が走ります。
そして、見つけたのが
「ノート表紙」というフォルダ。
ノート表紙・・・？
とクリックしてみると、
出てきました。
こちら、古文・漢文。
（この頃からゴダール大好きだった。リボンがけしている風のデザインも自作。
このリボンのイラストとか、多分ネットのフリー素材から探してきたのだと思う。
まだインターネットも普及し始めたばかりだったし、
パソコンの使い方も大して教わったことがなかったはずなのに、
我ながらこの意欲というか、熱量がすごい）
生物。
（苦手な理系科目は総じてポップでカラフル。
自分なりにテンションを無理やりあげようとしている努力が見受けられる）
日本史。
（これ、まんまじゃん！と思ってよく見たら右下にJapanese Historyって書いてあった。
同じ色、同じフォントとか使ってて、芸が細かい。
学校の先生からしたら、授業中、紛らわしかっただろうな・・・）
（ノートに飽き足らず、市販の本の表紙にまで貼っていた。
どれもこれもカラーインクを使いまくってて、
プリンタのインク代の高さを知った今見ると親への申し訳なさが込み上げてくる）
英語構文５００に至っては、ご丁寧に表裏両面。
全体的に今よりポップだったりガーリーだったりして
若さを感じるものの
この頃形成された自分の血は、しっかり今の自分の体にも、流れていて。
それから、こんなものもありました。
当時はピンタレストもインスタグラムもなかったから
ファッションショーの様子を
VOGUEやELLEのオンラインで見て、
好きなルックを集めてコラージュしてまとめていたみたい。
（これは長らく携帯の待受画面に設定していた画像。）
なんという、
なんという暇さだろう！
2004−5年のAWコレクションの時期といったら受験直前だったはず。
（CANDYというB級映画。
そういえば、この映画のポスターを部屋の壁に貼っていたことも思い出した）
ノートの表紙一つに、これだけの労力と時間をかけられない。今は。
でも、厳しい校則も（割と）真面目に守り、
何かを声高に自己主張することもなかった、
一人の普通の女子高生が
ノートという、
だれの迷惑にもならない、小さな範囲の自分だけの世界で、
好きなものにこだわりまくって、偏愛して、
好きなものに囲まれて生きていきたいって願っていたことを想像したら
ちょっと、きゅんとしました。
（アンナ・カリーナ、オードリー・ヘップバーン、
そしてクロエ・セヴィニーの画像もいっぱい保存してあった。
彼女たちは今も大好きなアイコン。）
昔は、時間と空想ばかりがあった。
その瞬間にも、未来にも。
小さな世界、小さな日々の中の、無限の可能性。
バランスが悪くて、危なっかしい。
当時の自分が日々、どんなことを考えていたかなんて
もう朧げにしか覚えていないけれど
パリも、フランス映画もフランス文学も好きだったものの、
いまの自分の姿は想像していませんでした。
古い映画だけじゃなく、
アメリカ映画も邦画も、当時の新作もたくさん観ていた。）
人生は選択の連続で、自分で作っていくものだけれど、
人、場所、もの、こと、タイミング。
いろんな出会いがあって、
小さな世界が少しずつ、広がっていって、
道が拓けたり、思わぬ方へ繋がっていたり。
何が起こるかわからないから、面白いです。
当時の理想とは結構、違うと思うけれども、
まあがっかりしないで、楽しいよって、
あの頃の、何も背負わない肩をポンと、叩いてあげたい。
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