今更ながら、5月のVincentのレッスンレポートです。
恵比寿ガーデンプレイスにてVincent Laissardの集中レッスンが開催されました。
『集中レッスン』の名の通り、1日に2作品を製作し、
全4日間のカリキュラムが組まれていましたが、私は最終日に参加してきました。
最終日のテーマは
Bouquet sophistiqué改め
Bouquet raffiné
直訳すると、「洗練されたブーケ」という意味です。
朝10時、全国から集まる花仲間の皆様に混じり、
クロワッサンをほおばりながらもぐもぐと会場入り。
帰国されて久しぶりにお会いしたゆうさんに即突っ込みを入れられました。
初夏が旬のばら、Rosebudのアイコン的存在のグロリオサ、この季節には欠かせない花材のビバーナム。
イヴ・ピアジェの香りがふわっとこぼれる、豊潤なブーケです。
ヴァンソンは、ブーケを組みながら不要だと感じた部分をしゃっしゃっと落としていきますが、
そんな器用な真似ができないわたしは最初にネトワイエ(下処理)をできるだけ完璧にすませておきたい。
ばらの葉と棘をナイフで削ぎ落としていると、みぎわさんとのスタージュを思い出します。
お昼は皆様がおすすめというウェスティンの中華にお供させていただいて、
裏メニュー(!)の冷やし担々麺をいただきました。
これが。
激旨。
美味しすぎて脳が興奮したせいか
おーくせんまん、おーくせんまん、
二億四千の瞳が頭の中で流れ出します。
エキゾチックじゃぱーん
と口ずさんでいるところをアシスタントAちゃんにうっかり見られてしまいました。
午後のブーケは午前のヴィヴィッドなものとは打って変わって、白×グリーンの爽やかなブーケ。
下処理を早く早く!と焦ってしまって空回り。
何よりお花を大切に扱えなかったことに落ち込みました。
でも、家に帰ってひとり反省会しつつブーケを眺めていたら、
やっぱりきれいで(自画自賛)、元気をくれました。
花ってすごいや。
この東京レッスンで、1ヶ月間ほどのVincentと由美先生の来日イベント月間が終わったのですが
過密スケジュールにも笑顔を絶やさず
ものすごいパフォーマンスと和やかな時間をくださったおふたりはもちろんのこと
その間支え続けた幸恵先生、チームRosebudのみなさまへの尊敬も改めて感じました。
そして、なぜか、誰も彼もが優しい。
なんでこんなによくしてもらって、
なんで私はなんにも返せなくって、
不甲斐なくもあるけれど
途方に暮れたりもするけれど
感謝を忘れず日々前進。
なんて普通すぎる結論に今日も落ち着く。
いつかいつか恩返し。