国際バラとガーデニングショウ【ばら篇】



眼福。

作り手さんたちが丹誠込めて育て上げた美しいばらたちを堪能してきました。



最優秀賞を受賞していた鉢のばら、なまえは「ペーパームーン」だそう。





私のなかで、ばらといえば『星の王子さま』。

『星の王子さま』に出てくる、神経質で気位が高くて
でも身を守るものはちっぽけな棘しかない、
あのばらのイメージと
自分の知っているばらという花のイメージが、はじめはなかなかマッチしませんでした。

それは、
お花屋さんで切り花として売っているばらは茎も太くてまっすぐなものが多かったからだとおもうのです。

でもきっと本のなかのばらっていうのは
こういう、くねくねの茎のばらだとおもう。
それでやっと、しっくりくるのです。
王子さまが、一輪のばらの花を愛さずにはいられなかったことも。

ばらの魅力というのはこの頼りない茎と
情緒不安定気味の花だとおもうのです。

そして

沢山のばらたちのなかで、わたしが一番気になったのは、この子。


こまっしゃくれた茎と気まぐれそうな花弁に惹かれました。