「世界で観るべきダンサー25人」にも選ばれたタップダンサー、
熊谷和徳さんの凱旋公演にいってきました。
もともと母が熊谷さんの大ファンで
数年前に赤坂BLITZでおこなわれたショウも観に行ったのですが
わたしはそのとき
人は『リズム』で涙することを知りました。
タップに関して何の知識も、そして興味も持っていなかったけれど
彼のパフォーマンスは、彼のリズムは魂の鼓動そのもの。
いつのまにか頬に涙が伝っていた自分自身に驚きました。
ちなみに、知らなかったのですが、彼、
カヒミ・カリィの旦那様でもあるんですね。
高校時代、憧れのアイコンだったカヒミ・カリィ!
身悶えしてしまいます。
N.Y.を拠点に活動している熊谷さんの凱旋公演。
一流のアーティストたちとのコラボレーションで
後半、ジャケットを脱ぎ捨ててからのパフォーマンスはもう、もう、
ものすごい熱量を放って
その反動のように観客をがぶがぶ吸い込んで
呑みこまれながら、突然、頭の片隅に
何のために生きるんだろう。
問いがふと、湧き上がってきました。
こんなふうに、
命を燃やしているひとを目の当たりにして
淡々と死んでいきたくはない。
ぐぅ。
かっこいい。