靴を磨く。


 
前回、靴について書きましたが、
 
同時に、
 
靴磨きについて、ふと考えたこと。
 



 

靴磨きと聞いて最初に脳裏に浮かぶのは、
小学生のころ、週末の課題だった
「上履き洗い」。
 
たらいに水を張って、
ブラシに洗剤をつけて、
駐車場でじゃぶじゃぶ洗う。
  
夏は暑いから、冬は寒いからと面倒がって、
どうにかやらずに逃げようとしていると、
母に叱られたのを思い出す。
  いざやり始めてみると、意外と楽しいものなのですが。
 

その次に思い出すのは、
 
競技ダンス選手時代の、ダンスシューズ。
 
各メーカーのシューズを履き比べて、
たどり着いた愛用のシューズは、心身の一部。
  
毎日の練習で、ほぼ三ヶ月に一足ペースで履きつぶしてしまうのですが、
 
毎回の練習の前後では必ず靴裏を削ってケアしていました。
 
 
靴にとどまらず、
 
自分が日々身につけているもの、使っているもの。
 
そういう、「日々」をかたちづくって支えてくれているものを、
 
大切にする。
 
日々の連続がすなわち自分だから、
 
義務ではなく、愛をもって
 
靴を磨き、鍋を洗い、

花鋏の刃を研ぐ。


それが今年の目標のひとつ。

 
数年来、repettoのBBシリーズ
(今は名称が変わってCendrillon、シンデレラという名前になっています。)
を愛用していますが
 
パリで店員さんが教えてくれたところによれば、
 
BBの手入れは「顔用のクリームで拭けばいい」とのこと。
 
簡単なので、気楽です。
 
特に白のエナメルはどうしても汚れやすいので、
ちょこちょこハンドクリームをティッシュにとって、薄くのばすようにして拭いています。

ちなみにrepettoのwebサイトには、
素材ごとに詳細な手入れの仕方が載っているので
愛用者はぜひ、あらためてご確認を↓。
http://www.repetto.jp/guide/?c=14