MAISON LOU paris
schedule 2018-19
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■1/20-1/30 Paris出張
■2/1-3 Open Atelier(pop-up shop & flower lesson)開催予定
■2/1-3 Open Atelier(pop-up shop & flower lesson)開催予定
***
先週、新国立美術館へ行ってきました。
ピエール・ボナールという画家を知ったのは、
16区にあるパリ市立美術館で
わたしは数年前、
光の溢れる浴槽を描いた一枚の絵の前で立ち尽くして、
しばらくの間、光と色彩の中でぼんやりした後
しっかりその絵の横に刻まれた画家の名前を記憶しました。
今回の展示会では、その浴槽を描いた作品はなかったけれども
彼が生涯にわたってキャンバスに描き続けた
身近な風景、家族、動物たちをとおして
ボナール自身の息遣いまできこえてきそうだったし
どの絵からも、写真からも、
彼の日常の何気ない瞬間に偶然同席し、共有しているような気分になりました。
展示会でのガイドによれば
彼が取り組んでいた「視神経の冒険」とは、
それまでヨーロッパで手本とされてきた絵の描き方にとらわれず
“目に飛び込んできた日常風景を、記憶によって絵として再現する”という手法とのこと。
写生するように描くのではなく、
記憶をもとに描いてゆくから
一瞬の風景を切り取ったようなキャンバスには、
彼の時間も感情もイメージも、一緒に、絵筆にとって、
塗り重ねられてゆくような
多層的な美しさがあると思うのです。
そしてそこには、その日常の一瞬、一瞬に対する
画家の深い愛があるようにも思います。
今回の展示会はオルセー美術館特別企画で、
オルセー所蔵の作品がたくさん展示されていました。
つぎにオルセー美術館に行くときには
共に旅した気分で、絵と向き合うのかしら。
先週、新国立美術館へ行ってきました。
ピエール・ボナールという画家を知ったのは、
16区にあるパリ市立美術館で
わたしは数年前、
光の溢れる浴槽を描いた一枚の絵の前で立ち尽くして、
しばらくの間、光と色彩の中でぼんやりした後
しっかりその絵の横に刻まれた画家の名前を記憶しました。
今回の展示会では、その浴槽を描いた作品はなかったけれども
彼が生涯にわたってキャンバスに描き続けた
身近な風景、家族、動物たちをとおして
ボナール自身の息遣いまできこえてきそうだったし
どの絵からも、写真からも、
彼の日常の何気ない瞬間に偶然同席し、共有しているような気分になりました。
展示会でのガイドによれば
彼が取り組んでいた「視神経の冒険」とは、
それまでヨーロッパで手本とされてきた絵の描き方にとらわれず
“目に飛び込んできた日常風景を、記憶によって絵として再現する”という手法とのこと。
写生するように描くのではなく、
記憶をもとに描いてゆくから
一瞬の風景を切り取ったようなキャンバスには、
彼の時間も感情もイメージも、一緒に、絵筆にとって、
塗り重ねられてゆくような
多層的な美しさがあると思うのです。
そしてそこには、その日常の一瞬、一瞬に対する
画家の深い愛があるようにも思います。
今回の展示会はオルセー美術館特別企画で、
オルセー所蔵の作品がたくさん展示されていました。
つぎにオルセー美術館に行くときには
共に旅した気分で、絵と向き合うのかしら。
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