誰かのための、逢沢りく。


最近読んだもの、あれこれ。

ほしよりこ『逢沢りく』上・下巻。
パリに居るときから読みたかった漫画。

『BRUTUS Casa ルーシー・リーと、私の好きな器。』
そもそも、この雑誌には“カーサの猫村さん”が連載されてもいて、
素晴らしい度量とセンスに尊敬の念を抱いている。
毎回気になる表紙とキャッチで惑わせてくるのだけれど
これもまた、パリに居るときにAmazonでクリックしてしまったもの。


『ブロカントのある暮らし』
これは母のブックシェルフから拝借。
わたしが好きそうだからと買っておいてくれたらしい。
さすがは、母。ど真ん中。最高。
細かい点だけれども
『ブロカント“のある”暮らし』という、
タイトルの言葉選びが、
一色べた塗りのスタイルにまとめあげようとしていない感じで、良い。
わたしはブロカントや古いものがだいすきな一方で、
ずっと前から大阪のTRUCKがすきで、ホームページを穴があくほど凝視していたほど、憧れを抱いているし、
でも天井からマドレン・ブレスティのシャンデリアだって吊るしたい。
移ろうきもちも、ぜんぶ自分のすき。
自分のすきで、選びたい。自分のすきを、既製品の枠にはめず愛したい。

エドモン・ロスタン『シラノ・ド・ベルジュラック』
山田詠美『ぼくは勉強ができない』

母校の大学の教授が定年退職されるとの知らせをうけたせいかもしれない。
昔、課題図書(推薦入試の課題図書だったのかな。忘れてしまった。)として読んだ
『シラノ・ド・ベルジュラック』を、
おそらくそのとき以来、開いてみた。
はじめはバックミュージックに音楽なんかかけているのだけれど
ものの十分もたたぬうちに、
全然耳に入らなくなって、部屋には延々同じ曲がかかっている。
しばらくしてふと、珈琲に口をつけたら
その他人行儀な冷たさにぎょっとする。

山田詠美は、好きじゃないときも結構あるのだけれど
『ぼくは勉強ができない』だけは、
なんだか急に読みたくなる時があるのだ。



それぞれの感想を書いているときりがなく夜が明けるので

もしちらりとでも、気になった方がいらっしゃったら

是非、読んでみてください。

ここに出てくる本でなくても、

ああ、本を読もうかなと思い立つ方がいらっしゃったら

とてもしあわせです。

漫画だって雑誌だって写真集だって、わたしはすき。

花と同様に、美しいものと同等に、活字を愛する。



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そろそろお引っ越ししようかとおもいつつ…!