MAISON LOU paris
schedule 2018
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日曜日の早朝、
寝ぼけ眼のまま、始発電車に乗り込んで
東京駅から新幹線で、名古屋方面へ向かいました。
父方の実家へ、日帰りで。
早朝でも、新幹線には意外なほどたくさんの人がいて、
全員が同じ出発地から到着地を目指す飛行機と違って
乗る場所も降りる場所も様々な人たちが、
一方向へとひた走る高速列車の中に同席しているというのは
なんだか改めて考えてみるとドラマティックなことだ、などと
無言の空間の中で考えたり、しながら。
岐阜の家の
柿畑に落ちる夕日が綺麗で、
目に焼き付けました。
不思議なもので
見過ごしてしまいがちな当たり前の風景と、ふと目が合うと
まるで初めて出会ったような感動があって
ずっと変わらずそこにあったのに、
その美しさに気がつかなかった。
生活というのは、そういうものかしら。
日々、繰り返し、繰り返しの営みのなかで
時間が美しく磨き上げていくもの、
でも、研ぎ澄まさなくては気がつきにくいもの。
亡くなった祖母がここへ呼び、教えてくれたのだろうとおもいます。
わたしは、旅が好きだけれど
旅に出る度に
新しい何かに出会う度に
日々の暮らしの風景を、
家族や大切な人との日常を
より、大切にしたいとおもう。
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