部屋にあるものを、半分ぐらい捨てました。
思いつきで始めたら、無心になっていて、
気がついたときには10時間経っていました。
いかに自分が「もの」に埋もれて生きているか。
実感しました。
「暮らし」と「もの」とは深く結びついていて
多かれ少なかれ
「もの」がなくては生活できず
「もの」があってこそ豊かにもなります。
でも、夥しい数の「もの」は
名前や役割をいつしか失って
輪郭も曖昧になってゆきます。
曖昧模糊とした「もの」たちの沈黙が部屋を埋めてゆくと
自分自身の暮らしまでも
いつのまにか
ぼやけてしまいそう。
大切にえらんで、大切につかいたい。