ホワイトデーでいただいた美味しいおかしの山を、
少しずつ崩していく、たのしい3月後半。
見るたびに感動するのは
ピエール・エルメのマカロン。
ただ美しいというよりも
作り手の情熱を感じるからでしょうか。
箱だって、こんなにかわいい。
凹凸があるのです。
エルメのマカロンにはParisでの思い出も。
5区、Saint Sulpiceに滞在していた2011年の秋、
近くのComptoir des Cotonniersの店員さんと顔なじみになったのですが
帰国の日、
私がさよならの挨拶に立ち寄ると、
ちょっと待ってて!
と言い残して店を飛び出した彼女。
数分後、エルメの袋を手に戻ってくると、
マカロンをプレゼントしてくれたのでした。
パリジャン・パリジェンヌは冷たいというけれど
こんなふうに、
あったかいこころのやりとりは、そこかしこに。
このマカロンみたいに甘くてきゅんとする、思い出です。