L'enclos de Ninon.




■5月17日〜21日、春のオープンアトリエを開催いたします

***

とある日、

Yumiさんから「今日なにしてる?」とお誘いいただいて


いつもの87番のバスに乗り、

気持ちのよい光のなか
(でも花粉症で目が痒くなってしまうので基本的に一日中サングラス)


Rue Cardinal-Lemoineにあるサロン・ド・テ、

L'enclos de Ninonに連れて行っていただきました!

こちらは人気ブログのJuliettaさんでも紹介されていたり

Yumiさんもお気に入りで、

一度行ってみたいとおもっていたお店。



ケーキの中では、苺のショートケーキがいちばん好き。

ただ、フランスではfraisier(フレジエ)が相当するようなのだけれど、

どうも私の好きなショートケーキではなくて、あまあまなことが多いです。

yumiさんに言ったら、日本とは違って、

バタークリームをつかっていることが多いからなのではないかとのこと。

でも、yumiさんもお墨付きの、

このお店のフレジエであればと期待を持って。

パリで一番と名高いタルト・オ・シトロンも見るからに美味しそうだし

それからそれから

これもパリではなかなか見かけないチーズケーキも気になって、

決められない・・・。


セバスチャンさんは、

Juliettaさんのブログによると芥川龍之介や谷崎潤一郎なんかも読んでいるのだとか。

話が逸れますが、

メトロでたまに、村上春樹の小説を読んでいるフランス人をみると、

頭の中覗いてみたい…とおもってしまう。

昔、大学で『海辺のカフカ』をひたすらフランス語に訳していく、

という授業があったのですが

ただの仏和訳の作文ではなく、

日本語としての美しさを異なる言語に流し込む作業、

純文学を翻訳することの難しさをよく覚えています。

そして、

母国語の文で感じるニュアンス、景色みたいなものを

まったく同じ繊細さで感じさせることのできる外国語訳というのは

果たしてどのぐらい存在するんだろうか…と思ったのも。

もちろん、たとえ日本人同士であっても、人によって解釈はそれぞれで、

それでこそ文学といったらおしまいですが。

でも、「春の熊くらい好きだよ」は、日本人よりよっぽどフランス人のほうが言えちゃいそうな台詞ではあります。


話が脱線してしまいましたが。

ケーキを注文するyumiさん。

フレジエと、タルト・オ・シトロンと、チーズケーキ…。

結局気になったケーキを3つとも注文してしまいました!

「君たち何人?」と笑われつつ。


なんというハッピーなテーブル♡

うつわの感じや内装もすてきで、沢山のパリジェンヌたちで賑わっていました。

食べ比べて、

まずフレジエの軽やかさとフレッシュさに感動!

タルト・オ・シトロンは絶品で

フランスのシトロンならではの、酸味だけでない豊かな甘みが活きている、

というのはyumiさんの解説。さすがです。

チーズケーキも、普段はベリーのソースがかかっているのは好きではないのですが

このチーズケーキには、ソースがよく合っていて

シンプルに見えてとてもよくバランスの考えられた、美味しいケーキでした。


いつも公私ともに(むしろ私が多め)お世話になっています。

ごちそうさまでした。


地元の人たちからは“ニノ”と呼ばれて愛されていると言うこのカフェ、

わたしからもおすすめです♡

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