demi-bouquet.


土曜日。

普段Rosebudが定期装花をしているRaspailのアパルトマンへ配達に。

もろもろの予期せぬ出来事を乗り越えつつ到着すると

ノエルのパーティーのために

既にある前回の装花も取り替えてほしいとのことで

その日、二度目の配達に行くことになりました。

そして、なんと

アニーがおおよそのベースとなるブーケをつくり、

私が配達と同時に花材も持っていって、

花器にあわせて調整する!

ということになりました。


出発前、

「また後で〜♪」

出て行こうとしたわたしの背中に、

「アボンヌモン(定期装花)、いってらっしゃい♪」

そ、そう言われてみれば!

そんなふうに意識していなかったので、思わず振り返ってはっとしました…!

「半分はわたしがつくって、半分はあなたがつくるのよ」

「自信を持ってやれば、綺麗にできるから♡」

励まして、送り出してくれました。



実はその前日。

ご多忙さんだったシリルが

カフェのプランツメンテナンス作業は翌日にまわそう!と言っていたのを

わたしはちゃっかり聞いておりました。

朝の時点でヴァンソンに

「昨日、カフェのメンテナンスは今日やるって聞いたのだけれど、

わたし行けると思います…」

とおそるおそる手を挙げ、

まんまとひとりで行かせてもらえる機会をゲットしたのですが。

ここでちゃんと働けば、今度からもたびたびお願いされるかも!

しかも、

「ひとりで装花先のメンテナンスに行く」

という目標も達成できるではないか !

と燃えていたのですが。

もちろん件の配達の方が優先ということで、その日はメンテなし。

せっかくのチャンスが…!

こっそり地団駄踏んでいました。

実力でなく多忙な状況に乗じて機会を得ようとしているところが

だいぶ、せせこましいんですけれども。



けれど結局、

定期装花先の現場で

ひとりで直接花を活けるという、

とても貴重な経験をすることができました。

災い転じて、なんとやら。


もちろん、ベースにアニーのブーケがあったので、

わたしの手でつくったのはブーケの半分どころか、2割程度。

いくつかの花材をそのブーケに加えたり、

花器に合わせて長さを調整したりしただけなのですが。


現場にいらしたムッシュは

シリルが来ると思っていたらしく、

突然あやしげな東洋人が現れて

一瞬怪訝な顔つきをされましたが

間髪入れずに

「シリルが今日はいないのでわたしが来ました!Yurikaです!」

とご挨拶。

なぜか隣に座ってバゲットを食べ始めたムッシュの視線にも耐え、

かわいいロシアンブルーのにゃんこに心奪われかけながらも、

我ながら開き直ってちゃきちゃき作業できたのではないかと!おもいます。

「とっても(もぐもぐ)綺麗だね!(もぐもぐ)」

お褒めの言葉をいただき、無事、撤収。

帰国したら、ロシアンブルー飼いたい。


その後、アニーと

「もろもろの予期せぬ出来事」について笑い話にしながらも、

「あ!忙しくて、デザートのガトーショコラ食べるの忘れてたわ!」

「大事なガトーショコラ!」

アニーとのおしゃべりは大抵、

花、ファッション、お菓子のどこかに着地します。


***

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