ポツネン氏と茶の湯。



じゃーん。

小林賢太郎氏(ラーメンズ)が、

パリでソロ公演!



日本ではラーメンズの公演チケットは即日完売、入手困難なのですが、

パリ公演は、まだ3日間とも空席結構ありのようでした…!

オンライン予約しようとしましたが家にプリンターがないことに気がつき、

原始的に直接会場となるパリ日本文化会館に赴いて購入。

ダメ元で提示してみた学生証がすんなり通り、

学割2ユーロ引きで、18ユーロに!わーい!

そのまま踵を返そうとしたところ、

受付の横の看板に

本日la ceremonie du the の文字が。

開始時刻はちょうど5分後から。

とっさに、受付のお兄さんに

これにも参加したい!

と言って茶道デモンストレーションのチケットも購入しました。

エッフェル塔のふもと近くにあるパリ日本文化会館。

5階から、こんな素敵な景色を静かに見ることが出来ます。


茶道。

フランス人にどう受け止められるのか、気になっていた日本文化のひとつ。

茶室でおこなわれるデモンストレーションを見ながら

フランス語で解説をきき、

最後にお茶とお茶菓子もいただけます。

裏千家は(ちょこっとだけですが…)中学の頃勉強したことがあるので、

型を見ていて思い出すところが幾つかありました。

私を含めて、お客さんは4人。

フランス人女性はお抹茶にとにかく興味津々で、

抹茶の原産地や健康にいいのかなどと質問しまくっていました。

もう2人はアジア系(日本ではない)のご夫婦で、

旦那様の方は奥様に連れてこられたものと見え、途中でうとうとされていましたが

お茶をいただくとき、

お椀をまわす(正面を避ける)ところで興味がわいたようで、

どこが正面かは決まっているのか、なぜまわすのかと質問攻めに。

会がおひらきになった瞬間、フランス人女性は

なんという静寂(tranquille)!素晴らしかった!

と言った後で、

呼吸もしちゃいけないかとおもった〜!

と笑っていました。


デモンストレーションの中で、色々説明していただいたのですが

茶道の型には象徴的な部分もあり、意味がある。

同じ所作(型)をすることで、清められる。

茶の湯では、ポエジーを大切にしている。

このポエジーが、エレガンスとハーモニー(調和)を生むのだと。

最後に、

茶の湯では、型をとおして自然を見ています。

自然はわたしたちにたくさんのものを贈ってくれるのです。

と笑顔で素敵な言葉をプレゼントしてくださいました。

きっと「みたて」の心を伝えたいのかな、とおもいました。


昔、片足を突っ込んだ頃はこの心の穏やかさ、無心、

言葉なくして、型をとおして相手とひとつのものを見ることなど

全然わかっていませんでした。

(とにかく毎回お菓子だけが楽しみでうずうずしていました。)

フランスの人たちには、どう伝わっているのかな。

会館を出ると、街はたくさんの音で溢れていることに気づきました。

そしてそれは

自分の中に静寂が生まれたからだと気づきました。

もっと深く知りたい。

パリにも、根付くといいな。

度々面白そうな催し物をしていそうなので、

パリ日本文化会館にはまめに通ってみようと思います。

ポツネン氏も楽しみ。

あとは『水曜どうでしょう』がパリに来てくれることを願っています!!!!


***

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