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大晦日からお正月は、
駅伝を見たり、
今年の目標を立てたり
必要な調べ物や勉強をしたりしていたのですが
ついに3日目、お外に出ました。
映画『マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年』をみてきました。
大晦日からお正月は、
駅伝を見たり、
今年の目標を立てたり
必要な調べ物や勉強をしたりしていたのですが
ついに3日目、お外に出ました。
映画『マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年』をみてきました。
マノロ・ブラニクといえば、言わずと知れたこのパンプス、ハンギシが有名ですが
自分では欲しいと思ったことはなかった靴でした。
“マノロってすごい!”とおもったのは、
ソフィア・コッポラの映画『マリー・アントワネット』を観たとき。
この映画の靴はすべてマノロ・ブラニクが特別に作ったもの。
監督のソフィア曰く「マリー・アントワネットだったら誰に靴をオーダーすると思う?
そう考えたら答えはシンプルだった」とのこと。
ちなみに、マノロが愛する小説と映画は『山猫』だそう。
ざっくり言ってしまうと、イタリアの時代の変動と没落してゆく貴族のお話で、
映画は、巨匠、ルキーノ・ヴィスコンティが監督。
私もクラウディア・カルディナーレを観たくて高校生のときに
リバイバル上映していた映画館へ足を運んだのですが
上映時間はおよそ3時間半、
舞踏会のシーンがひたすらひたすら長く・・・
見事に、寝落ちしました。
(右がクラウディア・カルディナーレ、左はアラン・ドロン。美しすぎる)
それでも、あの退廃的な美しさは印象に残っていて、
(アナ・ウィンターにマノロは「ジョン・ガリアーノと似て幻想的」と評されていたように)
あの物語的な美的感覚のなかに彼が生きていて、
靴のデザインにも映し出されているのだと考えると、
それは、なんて希有で幸福なことなのだろう。
映画をもう一度観たくなりました。
劇中、
「一番あなたの靴を履きこなしたのは誰だと思う?」
という質問に対して、
その街の付近で見かけたという、ローヒールを履き眼鏡をかけた凛とした老婦人を挙げ、
一般人が履きこなしてくれていると嬉しい、と言っていました。
美しい靴を履きこなすためには、
生まれもっての美醜ではなく、attitudeが大切なのだと学んだ気がしました。
まずは、背筋を伸ばして姿勢良く歩こうとおもいます。
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