石内都“肌理と写真”。


MAISON LOU paris
schedule 2018

 ・・・

■2018年1月のレギュラーレッスンは1月24、26、27日です。

■1月28日(日)、赤坂蚤の市 in ARKHILLSにLe bosquetさんと一緒に出店します。

※BORGO DELLE TOVAGLIEのアイテムご購入希望の方、お手数ですが、
サービエットはこちら
ハンドタオル・ゲストタオルはこちらから、
在庫をご確認いただけますと幸いです。

・・・



先月は、横浜みなとみらいの、横浜美術館へいってきました。



石内都さんの“肌理と写真”展に。



エントランスで、おおきなスクリーンの写真に出迎えられます。

200点以上の作品が集められているなか、

撮影可能とされている場所もありました。



この写真では伝わりにくいのですが、

高い壁に展示された写真たちに囲まれると圧巻です。





わたしが展示の中で、一際心に残ったのは

Mother's

と題されたコーナー。

つまりは、石内さんが、自身の母親の遺品を撮った写真たちでした。

口紅、サンダル、スカート、

それらはわたしの生きてきたぶんの時を

(もし時が質量をもっているとするなら)遥かに越えてたっぷり重く、

せつなく、人ひとりが生きたのだという事実を語るのに雄弁でした。

フリーダ・カーロの遺品、原爆被爆者の遺品も、

写真から、なにか透明な液体がしみ出してくるような

呼吸や叫びがきこえてくるような感じがして

涙が滲んできました。

もらい泣きのようでした。

皮膚に傷や染みのある女性の身体を撮った写真のコーナーには、

人は無垢でありたいと願うけれど、

身体の内側も外側も、傷つかずには生きていけない。

そんな石内さんのメッセージが記されていました。

あえてその傷を美しく白々しく讃えるようなものでもなく、

その傷に寄り添い、共感しているような

懐の深さをかんじる写真でした。



もうひとつ、横浜美術館では

シュールレアリスム展もおこなわれていました。

わたしにとっては、シュールレアリスムは大学で学んだテーマでもあり

とても興味深かったです。



マン・レイの『ガラスの涙』や



有名なメトロノームの作品も。

目に映る世界、常識、役割を疑い、

たとえば“目”でさえも、与えられたその役割から解放される。



シュルレアリストたちの、ポートレートを集めたものもおもしろかったです。



横浜美術館の後は、ヨリフネさんの装花を撤収しに。

立派なアマリリスは、日にちが経っていても絵画のように美しかったです。



ヨリフネさんには、新たに蠣崎マコトさんのガラス作品などが入っていました。





いつも、どれもこれも素敵と思い悩んでしまうお店です。



スワッグや枝ものはまだお店にいるので、

遊びにいかれた方は見てみてくださいね。


今年も、たくさんのものを見て、感じていきたいなとおもっています。


***

現在、ブログのランキングで9位になっております。
クリックして応援していただけましたら嬉しいです!
↓↓
にほんブログ村 花・園芸ブログ フラワーアレンジ教室・販売へ

どうもありがとうございます。

■Instagram: @maisonlouparis