やる気の出るしゃもじ。

<ご案内>

■11月2〜6日、第4回MAISON LOU parisオープンアトリエを開催いたします。
詳細はこちら。

■11月19日(土)東京・立川のサロン・ド・テ・チーズ王国さんにて
お花とチーズのコラボレッスンを開催いたします。

■12月2・3日 千駄ヶ谷にてノエルのリースレッスン、
4日はリースレッスンとティーパーティーを開催いたします。
詳細は追ってご案内いたします。

■12月9日(金) パリのFromagerie HISADAさんにて
ノエルのリースとチーズのコラボレッスンを開催いたします。
詳細は追ってご案内いたします。

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おたまを買いに、中目黒のSMLさんへ行ってきました。


『カレーと古民藝』と題された企画展。

カレー皿はもちろん、

カレーのための匙やしゃもじ、おたま等

カレーにまつわる色々な道具が出ているのです。


わたしは以前、

長野県・松本市で活動されている大久保公太郎さんのつくった

栗の木でできたしゃもじをこちらで買い求め、

パリでつかっています。

ちょっと普通のしゃもじとは違うかたちなのですが

これが手にとても馴染みよく、

お米をよそう以外にも、万能な活躍をしてくれるのです。

キッチンに立つのも楽しくなり、わたしは

“やる気の出るしゃもじ”と名づけています。


とくにパリではなかなか、

これといったしゃもじやおたまに出会う機会がなくて
(もちろんレードルなんかはあるのですが、いまいちしっくり来ない)

しゃもじを作った大久保さんの作品がここに出品されるとSMLさんに伺ってからというもの

今日はもう、待ちに待った“おたまの日”なのでした。



もちろん主体であるうつわ自体も、多くの作家さんの作品が出ていたのですが

やっぱり気になるのは大久保さんの木工。


※SMLのinstagramの画像です※

今日は大久保さんも在廊されていて、

とっても親切に、情熱を持って色々と教えていただきました。

まずは、お目当ての、おたまについて。


この胡桃のおたまは、

7cmほどの胡桃から削り出していったものなのだそうですが

これほどの厚みのある胡桃が手に入ることは滅多にないことで、

おそらく今回限りになるだろうとのことです。

木工で、これほど深さのあるおたまはお目にかかることができません。

大きさの割に軽く、持ちやすいです。


この、へらの材質は桜と栗があったのですが

違いを聞いてみたところ

桜はつかっているうちに艶が出てきて飴色になり、

栗は鉄に含まれるタンニンと反応して黒っぽくなってきて、

いいかんじに、経年変化が出てくるのだそう。

また栗は鉄道の枕木にもつかわれるくらいに丈夫ですが

導管が大きいため、軽いんですって。

しゃもじも栗でできているのですが、

色々な木材で試してみたけれども一番“米離れ”がいいのが栗だったんだとか。

へらは、食のプロの方々からも人気が高いと伺って

つい私も買ってしまいました。

このカーヴにこだわっていて、立ち上がりの深いフライパンで炒め物などするときにも
取りこぼしがないようにつくられているそうです。

使うのが楽しみです。


そして週末限定の民藝カレー食堂で、

“白樺派のカレー”をいただきました!

カレーは元来大好物ですが

作家さんのうつわや匙をつかっていただくことで、

うきうきも美味しさも倍増。

こうして写真を見返していると、

このカレー皿も欲しくなってきてしまいます・・・。


デザートにと柿もいただきました。

ちょっと凍っていてシャーベット状になっていました。

柿も大好きなんです。ああ幸せ。



会期は30日まで。

人気の企画展で品薄になる可能性もありそうなので、

是非お早めに。

おたまとしゃもじ、おすすめです。


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