ヴァカンスのはじまり。



ヴァカンスが始まりました。

時間の自由がくれる心の自由って、すごい。

なににも比べられないほど。すごい。

なにか、特別なことをしているわけではないけれど。



気になる場所を訪れたり

本を読んだり

考え事をしたり

それから、好きなだけ夜更かしをしたり。

夜更かしは美容に悪いとはわかっているのだけど、

おんなじことをしていたって

朝よりも昼間よりも

夜更かしをしているときのほうが、なんだかたのしい。

早く寝なさいと親からたしなめられながらも

暗い布団の中で本を読みふけっていた小学生のときのまま

あのときのまんまの脳みそなのかもしれない。

そのせいでわたしの視力が格段に悪くなったと

今でも母は言う。

何度も投げかけられた「目、わるくするわよ」という言葉。

確かに母の懸念どおりにわたしの目は、つかれてしまって

でも数年前、わたしはレーシックの手術を受けた。


夜更かしをしながら、

妄想ともつかぬ計画を立てたりする。

これを、わたしと友人の間では「たぬきをする」と言う。

言わずもがな、取らぬ狸の皮算用というやつ。

たぬきしたとおりに人生が進んでゆく訳がないのは、

もう29年近く生きてきて、百も承知。

それでもたぬきして

珈琲を左手に

ペンを右手に

泡のような思考のひとかけずつを

かりかりと手帖に刻み連ねてゆく。

できるだけ、具体的に。

前回のブログにも書いた強欲な野望も


・雑誌に花と文の連載をもつ。

・自著を出す。


と、恥ずかしげもなく堂々と書いてある。


幼稚園の卒園アルバムの表紙には

「将来なりたい職業の自分」を絵に描くことになっていて

わたしはそのころ、小説家になりたいとおもっていた。

なのだけれど

なんか、表紙の絵として地味だな。

という恐ろしくかわいげのない理由から

なにか別の、“卒園アルバムの表紙として映える”職業の絵を描いた。

それがどんな職業だったのかは、全然覚えていないけれど。

「卒園アルバムの表紙に夢を描きましょう」と押しつけられた行為よりも

アルバムの表紙には、きれいな絵を描きたかったのだ。

子どもらしい部分だって多い幼稚園児だったはず、なのだけれど
(というか今となっては、いい歳した大人のくせに子どもっぽい)

子どもってこわいし、ひどく鋭利だなあと

自分のことながら、おもうものです。

でも、まあそれから20数年が経ち

内容は異なるにせよ、おなじような夢をもっているということは

当たり前のような、不思議なような。

あのとき

「自分の夢は自分が知っていれば良い」と

自分とだけ約束を交わしたわたしは

ちょっとは成長して

周りの人が自分を支えて引き上げてくれることに気がつき

感謝するとともに、

夢ではなく目標として、きちんと、口に出せるようになった。




「約束は、口に出した瞬間にもう叶えられているの」

ちょうど読んだばかりの小説の台詞が頭をよぎるけれど

自分との約束だって、そうなりやしないかな。

自分のしたいこと、

自分にしか出来ないこと。

日本でしたいこと、

パリでしたいこと、

パリでしか出来ないこと。


もっと深くまで、わたしはもぐれる。


ちなみに

9月か10月、お花の会をしようと企画をたてています。

日程等、詳細は未定ですが

決まり次第、ブログにてお知らせさせていただきます。

パリにお住まいの方、宜しかったらお越し下さいませ。


そして、一年が経つのは本当にあっという間で、こわい。


11月頭に帰国するのですが

帰国時のイベントやワークショップについても、

アイディアをこねこね中です。

気になる人、場所。

コンタクトをとり始めよう。

逆に、おもしろい企画があるよという方からのコンタクトもお待ちしております。

e-mail: contact@uraraka-magazine.com


先日、地味にweb siteもリニューアルしました。

web : uraraka magazine

まだいじる予定だけれど、

弟にデジタルディバイドと言い放たれたわたくしですので、

ちょっぴり、時間がかかるかも。

新しいコラムも書いてゆきます。


Instagramもフォロー歓迎しています。

Instagram : tottocoyuritaro 


まだ全然、なにも為し得ていないけれど

ばかみたいにオプティミスティックなたぬきは、もうたのしくなってきました。

しあわせなやつ。


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