花想容。

 
 
JR山手線の目白駅を降りて
 
目白通りを折れ
 
ひっそりとした住宅街に踏み入れると
 
 


ちいさな中庭と、
大正時代の日本家屋が待っていました。
 

 

季節を感じる、花びら餅。

 
抹茶と本日の和菓子 1,000円。


 
呉服屋さんに併設された店内は、美しいきものや和小物がならび
 
落ち着いた布張りの椅子に掛けて
中庭を眺めていると
 
時が経つのを忘れるよう。
 
 
こうしているうちに
百年と過ぎていく
 
 
店名の花想容(かそうよう)とは、
李白が楊貴妃を想って詠じた一節から。
 
雲想衣裳花想容 
(くもにはいしょうをおもいはなにはかたちをおもう)
 
空に透ける雲を見ればその衣を
花を見ればそのすがたを想う
 
その瑞々しいこころで
“季節”を感じ、愛でるちいさな幸せ。
むかしから日本人が紡いできた糸の端を、
ここで、そっと、受け取ります。
 
 
 
花想容
 
東京都新宿区下落合2-19-21
JR目白駅から徒歩6分
03-3565-3265 (Tel &Fax)