ルウは、違いのわかる猫である。

■3月31日・4月1日・5日はレギュラーレッスンを開催いたします。
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■5月17日〜21日、春のオープンアトリエを開催いたします。

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昨日は、猫の日だったことにちなんで。


屋号MAISON LOU parisの意味を聞かれることが、たまにありますが

LOUは、

パリ留学中に住んでいたステュディオにいた猫の名前からとっています。

LOUと刻まれたちいさなネームプレートのついたネックレスを、首から提げて

おばあちゃん猫のルウは、いつものそのそ歩いていました。

大家さんの飼っていた猫でしたが、

仲良くなってからは毎日のように私の部屋にやってきて

パリでいちばんの仲良しでした。

BORGOのベッドリネンや、

デンマークで買ってきたクリッパンのブランケットがお気に入りで、

私よりも先に、よくスヤスヤと寝息を立てていました。

ある日、目覚めるとルウが布団の上にいて、鼻がくっつきそうな距離で、

じっと私の顔を覗き込んでいたなんてことも、ありました。

甘えん坊で、心優しくて、

歳のせいか、駆け回ったりすることはなく

いつも寝ていたり、動きはゆっくりで。



今はもう、居ないけれど

ルウ、ルウ、と口先をとがらせて呼ぶときの響きは、

あの頃の、パリでの暮らしをやさしく包んでくれています。

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