ぽん、ぽん、ぐー。: 2月 2016

2016年2月29日月曜日

こさえる曲げわっぱ。

曲げわっぱのお弁当箱を作ってきました。

最近では、産地に関わらずなんでも曲げわっぱと一括りになっているものの、

色々なハードルをクリアして、国から伝統工芸品として認められているのは

秋田県大館の曲げわっぱだけなのだそう。

そして、曲げわっぱにつかわれる木材も様々で

大館のわっぱには、杉がつかわれているのだとか。

その大館から、

曲げわっぱの体験工房を営んでいらっしゃる佐々木さんが来てくださり

体験キットをつかって曲げわっぱの御弁当箱をつくりました。

接着剤は、普通の木工用ボンドに見えるけれども

特殊な接着剤で、乾くのではなく固まるので、水に濡れても溶けないのだとか。

口に入ってしまっても、人体に害のない素材なのだそうです。

糊を木べらで塗って、木を嵌め込んで

(嵌め込むのが意外と難しく、力がいります。)

トンカチでとんとん。

最後は全力でやすりを数工程かけて

魔法のタオルでつやを出して

マイ曲げわっぱ御弁当箱の完成です！

気がついたら3時間。

褒め上手な佐々木さんに

"すっごく良いかたちです"と言ってもらえて

にんまり。

大館の曲げわっぱの、

やわらかなフォルム。

丁寧にやすりをかけて角をまるくして

ふわっと優しい感じは、

職人さんたちの愛情だったんですね。

大切に、永くつかおう。

すっかりお花見に行きたくなりました。

パリにも持って行って、

公園でピクニックしたいな。

おむすび、卵焼き、ミニトマトにブロッコリー、

唐揚げ、焼き鮭！

場所は、二子玉川のKOHOROさんにて。

あけびの籠はやっぱり素敵でした。

いま人気のエバゴスのカゴバッグも可愛いけれど

使ううちに艶も色も出てくるというあけびの籠、やっぱりいいなぁ。

ご一緒したMihoさん、どうもありがとうございました。

***

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2016年2月27日土曜日

Tap into The Light.

熊谷和徳さんのライブ"Tap into The Light"に行ってきました。

ご存知の方も多いかとおもいますが、

熊谷さんはニューヨークを拠点に活動しているタップダンサーで

現地の新聞では"日本のグレゴリー・ハインズ"と評され

"世界で観るべきダンサー25人"にも選ばれていて

日本人で初めて・・・なんとか賞という、

タップダンサーとしての終身栄誉賞みたいなものを受賞されている方です。

ところどころアヤフヤなのは

わたしは全くタップを踏んだことがなく、その辺の詳しい知識も持っていないのです。

それでも熊谷さんの大ファンで

これまでに何度もライブに足を運んでは、

エネルギーを貰っています。

このブログでも、何度かライブのことを書いたことがあったはず。

（この記事とか、この記事とか。）

今回はなんと最前列のチケットが取れたので

いつもよりもさらに張り切って、

HEAR MY SOLE のときの公演Tシャツを着ていきました！

でもいざとなると、恥ずかしくなって

ずっとコートの前を閉めていました。

ちなみに今回の公演Tシャツは

GOOD RYTHME,

WONDERFUL LIFE.

というフレーズがプリントされているもので

普通のお店に売っているのを見ても素通りしてしまいそうだけれど

これもまた熊谷さんのメッセージだと思うと途端に

オオッ、痺れるう。

となってしまうから自分が怖い。

そんなことは、さておき。

今回はカンパニーのダンサーさんたちのステージも多くて

それはそれで、大人数でのタップも楽しかったけれども

やっぱり熊谷さんのソロは、ほんとに凄かった。

静も動も、その佇まいも

シャツによる襞の一本一本でさえも

彼の熱量とヴァイブをつたえていて

ぐっとくる。泣きそうになる。

彼は間違いなく、

わたしの人生に影響を与えているアーティストのひとりだ。

タップは踏んだことはないけれども

タップを通じて、生きることを教えてくれる。

このまえ、重力波なるものが観測されたとニュースでやっていたけれども

目に見えぬヴァイブを、わたしたちは感じることができる。

震わせて生きたい、などと、おもう。

ちなみに今日は、

熊谷さんのタップシューズをおもって白いシューズを履いております。

ちょっとこれから、

曲げわっぱこさえてきます。

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2016年2月26日金曜日

確定申告。

2月の大きなイベントを無事に終えて

大阪、長野から東京へ帰ってきました。

ついに向き合うときがやってきました。

今まで放置に放置を重ね、放置の限りを尽くしてきた

確定申告。

なあに、これ。どしたらいいの。

ここ数日間、メールの返信も遅くなっており申し訳ございません。

本日から事務仕事に精を出したいとおもいます。

お供には大量の珈琲と、

松本の翁堂で買ったミミーサブレ。

すみれの花の砂糖漬けは、珈琲でなく紅茶に合う。

楽しみな予定もどんどん入ってきていることだし、

Les Freresのピアノ連弾を聴きながら、気分を（むりやり）押上げてがんばります。

On y va!!

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伊藤環展と、トンボロ。

伊藤環さんの展示会を見に

神楽坂のラ・ロン・ダ・ジルさんを訪れました。

きゅんとするものが幾つかあったけれども、

最近うつわ祭りが続いていたので我慢。

地下におりていくと

企画展ではなく、

ラロンダジルに選ばれてここへやってきたものたちが

ひっそりと、静かに来訪者を待っています。

和蠟燭とか。

さりげなく置いてある文庫本の趣味が合うと、ますます嬉しくなったりして。

このお茶碗も、白いご飯を盛ってあるところを想像したら、

あと、きのこご飯とか鮭ご飯とか。

ちりめん山椒とか。

想像したら、気持ちまでほかほかしてくる。

ショーケースに並ぶオブジェのような作品よりも

普段の生活に使えるものばかり見てしまう。

お料理も得意じゃないくせに

ごはんのことばかり、考えてしまう。

三度のごはん。

毎日の珈琲。

うつわを買うとき、そこにあるのは

身幅ちょっと分の

日々へのねがい。

安藤雅信さんのピューター皿。

ご馳走が乗って、お皿も喜んでいるみたい。

ごはんというか、

“ごはんどき”が好きです。

もちろん“おやつどき”も。

こちらも神楽坂のお気に入りの喫茶店

トンボロにて、休憩。

ホットケーキも

あんぱんも美味しいのです。

気になる場所が沢山あるけれど

こうして何度も通いたい場所も多い。

わくわくするけれど、ほっとする。

やっぱり神楽坂って、良い街なのです。

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2016年2月24日水曜日

DUMAS×MAISON LOU parisイベントレポート。

時間が経ってしまいましたが、

2月17日、大阪・中之島にあるフレンチビストロノミーDUMASさんにて開催した

“SOIREE DES FLEURS”

お花と料理のコラボレーションイベントの様子をお知らせします。

おひとりおひとり、席にご用意したウェルカムカードには

一言ですが“来てくださってありがとう”の心を込めてメッセージを。

シャンパングラスも美しく華やいでいます。

今回アシスタントをつとめてくださったのは、Le bosquetの向井真由美さん。

mayumiさんが隣にいてくれるだけで、どんなに心強かったことか。

まずは皆さまのテーブルを彩るお花からスタート。

食卓の雰囲気が明るくなるように

ミモザとパンジーとマンサク、ユーカリをつかったミニブーケを束ねました。

ユーカリでつくった器に入れて、皆さまのテーブルへ運びます。

2点目は、思い出のブーケを。

まだまだ緊張はしているものの、

会場のあたたかい空気とmayumiさんのスムーズなアシスト、

だいすきなお花たちのおかげで

楽しく束ねさせていただきました。

リラ、小手毬、ビバーナム。

春のお花は可愛い子が多いけれど、特にお気に入りの子たち。

このブーケ、わたしにとって何が思い出なのかといいますと

Le Sot l'Y Laisseさんで初めて装花をさせていただいたときにつくった花材のブーケなのです。

初めてクリストフさんのスタンドでお花を選んだときのこと、

半年以上させていただいた装花のことを色々思い出しながら。

実は、最初にテーブルに置いたウェルカムカードには仕掛けがあって

みなさまに“素敵な夜となりますように”と書いたうち、

一枚だけが

“特別な夜となりますように”というメッセージになっていたのです。

わたしもあえて、自分でもわからないようにランダムに配置したのですが

引き当ててくださったのはSonokaさん♡

どうもありがとうございました。

こちらは、アンティークの帽子箱へ。

そして最後の製作にうつる前に

せっかくなので、花器やスタイリングした小物たちの説明をしました。

ものの大きさも値段も、買った場所も様々ですが

ひとつひとつ、自分で出会って、大切に選んだものたち。

なんだろうこの写真は…とおもったら、

フランスのCollonge-la-rougeのブロカントで買い求めた薬瓶について説明しているところでした。怪しい。

最後は、

フランス…ではなく東京・三宿のアンティークショップで見つけて

まさにこんなのが欲しかった！と小躍りした、大きなブリキのミルクカンに

マンサクとビバーナムとチューリップの投げ入れをさせていただきました。

だいすきなもの、だいすきな組み合わせ、

またパリのRosebudでの研修やBORGO DELLE TOVAGLIEでの勤務を通して学んだ

エスプリなどについても、すこしお話させていただきながら。

3点のデモンストレーションを終えて、

お待ちかねのディナータイム。

わたしも一皿ずつ席を移動して、皆さまとお食事を楽しませていただきました。

今回は特別に、

Le Sot l'Y LaisseのオーナーシェフでありDUMASのエグゼクティブシェフである

土井原英治シェフの特別メニューをいただきました！

あー、やっぱり美味しい。

皆さまとても素敵な方ばかりで、

初めてお会いする方も多かったですが

もっとたくさんお話したくてテーブルを立つのが毎回心残りになるほど。

初めてで分からないことも多く、緊張もしましたが

お客さまを始め、スタッフの方々や先輩方、たくさんの方に支えていただき

ふくふく、ふくよかな時間となりました。

本当にどうもありがとうございました。

関西方面ではこの春、ちょこちょことワークショップのお話をいただいているので

宜しかったらまた是非お会いできたら嬉しいです。

季節を変えて、デモもまたできたらいいな。