今週の花しごと。vol.8 そしてワイン。

今週のLe Sot l'Y Laisseの装花には、シェフの好きなひまわりが再登場です。

いただきもののお花もあったので、その子たちもつかって

今週は二度、メインをチェンジ。

先日は、

ディナーをいただきました。

メニューに載っていたときからとっても気になっていた

あわびのサラダcomme ikebana.

とても綺麗で食べるのが勿体ないくらい。

お花をイメージしてくださったそうです。


そして最近食べていないような気がして、

やっぱり食べるたびに幸せなソリレスのフリカッセ♡

前菜を二皿、という自由な注文の仕方が許されるところも有難いです…！

そしてメインはリ・ド・ヴォー（子牛の胸腺）を。

全然重たくなく、最後までぺろりといただけます♡


実はこの日、

なんと、ワインの収集数7000本という

コレクターさんのワインを飲ませていただいて

つい好奇心で、身の丈に合わないワインをふんふんいただいて

普通に美味しいと感じるワインと、

コレクターさんの収集するワインというのはまた、

味わい方に違いがあると勉強になりました。

といっても、わたしにはやはり、あんまりわからなかったのですが…。

“体験”を理解するのに、ベースって大事…。

ちょっと濁ったワインの色がとても美しかった。

琥珀に古代生物が閉じ込められているような、かんじ。

うっかり（また）飲み過ぎてしまいましたが

とても貴重な経験でした。

どうもありがとうございました♡

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二度目のGiverny.

2012年以来、

二度目のGivernyへいってきました。

詳細は、次回の草冠通信オンラインのコラムにて執筆予定ですが

コラムに使用しない予定の写真を、

先にこちらに載せようとおもいます。

前回は、当時のRosebud研修生だったYurikoさんが誘ってくださって、

一緒に来たことを

思い出しながら歩きました。

楽しかった日。

あれからもう、3年。

そのときもちょうど、今ごろの季節に来たのでした。

薔薇やひなげし、

色とりどりの花たちが咲き誇っていて

それはそれは美しかったけれど

なぜだか今日は

水と光と緑ばかり、愛しくて。

ここにも、3年前に来た。

これは2012年の写真…。若し。

あの頃から目標に定めていた花留学。

すこしずつすこしずつ、

東京でもパリでも

本当にたくさんの方々に支えてもらいながら

なんとか歩いてきて

今こうしてまた同じ場所に立っていることに、ふかく感謝です。

それでも、いつでもどこかへ向かう途中にかんじる。

3年前にこの景色を見ていたまなざしは

どこか知らない人のもののようにもおもえる。

毎日が、たいせつな一歩一歩だなあ。

感謝の気持ちを忘れず、がんばってゆきたいとおもいます。

バス停までの帰りみち、

虹みたいな雲をみました。

この写真で、わかるかな。

サングラスをかけていたほうが、はっきりと見えたのだけれど。

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Paulette 新作発表イベント装花のおしごと。

先日、プレス向けのイベント会場装花のお仕事をしました。

Pauletteというお掃除用品ブランド！の新作発表だったのですが、

とてもイマジネーション豊かなPauletteの世界観を伝えたいとのことで

“野菜やフルーツをつかったデコレーション”が、今回のデコ全体のテーマ。

会場内にはいくつかのブースがあって、

ブース毎の内容、商品のモチーフにあわせた装花をしました。

シャンパンと青りんごがテーマのブース。

窓辺のちいさな投げ入れは、私が作業している間にClaireがつくってくれました。

Marseille（マルセイユ）や南仏がテーマのブース。

そして、野菜がテーマのブースには

シューやシブレットなどの野菜をつかった、サラダのブーケ…！

今回は、朝ランジス市場での仕入れから

現場での作業、納品までずっと、

インテリアスタイリストのClaireとの二人三脚でのお仕事でした。

メゾン・フランセーズなどの雑誌でも活躍している彼女、

私にはないインスピレーションをたくさん引き出してくれる一方で

私の意見を最大限尊重もしてくれて、

有難かったです。

クライアントの意向や制約を楽しみながら

前向きにクリアしてゆく、という作業がとてもおもしろかった。

当日のイベントには出席できなかったので、

最後までどきどきでしたが

ご来場の方々からも好評だったとのことで、何よりでした！！ほっ。

さいごに、改めて。

お仕事の機会をいただいたI'llonyの谷口さん、どうもありがとうございました！！

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コラム『花をめぐるパリ手帖』第3回掲載のお知らせ。

草冠通信オンラインにて連載させていただいているコラム

【花をめぐるパリ手帖】の第3回が公開されました。

今月は、パリの“すずらんの日”レポートです。

日本でも浸透しはじめている5月1日のすずらんの日（ミュゲの日）ですが

パリではどんな一日だったのか、

よろしかったらご覧いただけましたら幸いです。

【花をめぐるパリ手帖】第3回コラムはこちらからどうぞ。

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ランチ&ヤゴウ。

同い年のお花仲間、Naokoちゃんとソリレスでランチ。

今日も白ワイン。

いつも、ソムリエの達也さんに選んでいただいてしまっていますが

左はBourgogneのもの、右はCote du Rhoneのもの。

色も全然違います。

右のものは、Naoちゃんも綺麗な香り！と言っていたとおり

スンとした感じで、美人さんな香りがしました。

わたしがいただいた左のものは、フルーティーと言われたとおり

味がしっかりしていて美味しい。

よっぱらいました。

プレゼンテーションも美しい前菜のサーモンに、

メインは鴨にしました。

いつもこの火加減がすごく絶妙だなあとおもいます。プロのお仕事。。

これで、さらにデザートをいただいてもランチが25ユーロって、改めて有難いお値段設定。

何度食べてもすきな、クレームブリュレと

チェリーのジュレ！これ、好き♡

余談ですが、なんと、Naoちゃんと

同じ名刺入れでした！

「福千代」の屋号で、

シューティングなどのフラワースタイリストとして活動している彼女。

そろそろわたしも、屋号や肩書きを決めなきゃとおもうのですが、

なかなか、真剣に考えると、これといったものが降りてこなくって。

かといって、なにかが降りてきちゃった暁には

ブログの名前は「ぽん、ぽん、ぐー。」で

instagramのアカウントはtottocoyuritaro（とっとこゆり太郎）でって

もう、ふざけすぎているんですけれども。

屋号は！きちんと考えて決めたい！

ちなみに肩書きは、フランス語の方がシンプルで楽。

書き仕事のほうは、お店にくる雑誌の編集者さんやライターさんの名刺を色々見ていると、

みんなだいたい、journaliste（ジャーナリスト）になっています。

花仕事にしても、フランス語の名刺ではfleuriste（フローリスト）にしていますが

日本では、フラワー講師、
フラワーデザイナーとかフラワースタイリスト、フラワーデコレーター等々…

たくさんたくさん！あって、

こうなると、行き着く先は

「ハイパーメディアクリエイター」

しか頭に浮かばなくなってくる。

もう肩書きなんて何だっていいじゃないかという話にもなってくるけど、

でも、

これは自分のやりたいことや方向性を具体的に考える、良い機会にもなっていて

悩むけれど、楽しい。

きっと近いうちに、自分のなかですとんとくる言い回しが見つかるだろうとおもっています。

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Fête de la musique 2015.

土曜日はお仕事の後、

この夏からモロッコ駐在になる友人の演奏会へ。

会場は、コンセルバトワールの裏の教会。

教会で奏でられる音って特別。

高い天井に響き渡って、この音楽は神様の耳にもきっと届いてるっておもう。

きっと神様も喜んでるっておもう。

演奏会では、

ヴィヴァルディの四季やビゼーのカルメンなどの有名な曲もたくさん出てきたし

アンコールの007も楽しかった！

そして、バイオリニストの方の演奏が、素晴らしくて

（なんでもコンセルバトワールの首席だったそう。）

わたしは弦楽器には疎いけれど、全身を溶かすような音。

聴きながら

昔、オケでクラリネットをやっていたときの

ハーモニーの“内側にいる”感覚がたまらなく好きだったな、と思い出していました。

音色の違うものがあわさって溶けて広がって、

内側から外側から呑み込まれてゆくかんじは、

“音”だけど聴覚だけじゃなくて

身体のいろんな感覚に働きかけているかんじがする。

素晴らしい夜でした。ありがとう♡


そして日曜日のパリは、

Fête de la musique!

毎年恒例、夏至の音楽祭でした。

街にはサンバの行進や

おしゃれなVitrinesをステージにバンドのライブが繰り広げられたり

（このバンドの男性、良い声でした♡）

いたるところで、遅くまで音楽が鳴り響いていました。

良い文化だなあ。

日の長い夜を、存分に楽しんでしまうこの人たちの気質がすき。

みんな翌朝はちゃんと仕事に行けているのかな…。

若者の多いモンマルトルは、夜の22時を過ぎてもこの人だかり！

パリでこんな人だかりを見たのは、1月のデモのとき以来。

毎年、華やかなDJイベントを開催するぎろぎろさん。

この日はお店がクラブに様変わりして、朝まで大賑わいになるのだそう！

ご招待いただき好奇心でいってみましたが、

あまりの人の多さに立ち往生…。

店内に入ることすら困難でした。

「わたし、一応、行きましたので。」という事実のみを記録し、

そそくさと退散。

近くのカフェで珈琲を飲み、あっけなく帰宅いたしました。

わたしにはやはり向いていなかったみたいです。。

28にしてイケイケ路線（思いっきりいけてないネーミング）への路線変更は、やはり無理があった。

でも、おもしろかった。体験できてよかった！

超初心者のわたしを案内してくれて、

色々教えてくれたNaoちゃん、どうもありがとう♡

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