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2014年5月31日土曜日

Vincent Laissard 東京レッスン。


今更ながら、5月のVincentのレッスンレポートです。

恵比寿ガーデンプレイスにてVincent Laissardの集中レッスンが開催されました。


『集中レッスン』の名の通り、1日に2作品を製作し、

全4日間のカリキュラムが組まれていましたが、私は最終日に参加してきました。


最終日のテーマは

Bouquet sophistiqué改め

Bouquet raffiné

直訳すると、「洗練されたブーケ」という意味です。

朝10時、全国から集まる花仲間の皆様に混じり、

クロワッサンをほおばりながらもぐもぐと会場入り。

帰国されて久しぶりにお会いしたゆうさんに即突っ込みを入れられました。



初夏が旬のばら、Rosebudのアイコン的存在のグロリオサ、この季節には欠かせない花材のビバーナム。

イヴ・ピアジェの香りがふわっとこぼれる、豊潤なブーケです。

ヴァンソンは、ブーケを組みながら不要だと感じた部分をしゃっしゃっと落としていきますが、

そんな器用な真似ができないわたしは最初にネトワイエ(下処理)をできるだけ完璧にすませておきたい。

ばらの葉と棘をナイフで削ぎ落としていると、みぎわさんとのスタージュを思い出します。





お昼は皆様がおすすめというウェスティンの中華にお供させていただいて、
裏メニュー(!)の冷やし担々麺をいただきました。

これが。


激旨。


美味しすぎて脳が興奮したせいか

おーくせんまん、おーくせんまん、

二億四千の瞳が頭の中で流れ出します。

エキゾチックじゃぱーん

と口ずさんでいるところをアシスタントAちゃんにうっかり見られてしまいました。


午後のブーケは午前のヴィヴィッドなものとは打って変わって、白×グリーンの爽やかなブーケ。

下処理を早く早く!と焦ってしまって空回り。

何よりお花を大切に扱えなかったことに落ち込みました。

でも、家に帰ってひとり反省会しつつブーケを眺めていたら、
やっぱりきれいで(自画自賛)、元気をくれました。

花ってすごいや。

この東京レッスンで、1ヶ月間ほどのVincentと由美先生の来日イベント月間が終わったのですが

過密スケジュールにも笑顔を絶やさず
ものすごいパフォーマンスと和やかな時間をくださったおふたりはもちろんのこと

その間支え続けた幸恵先生、チームRosebudのみなさまへの尊敬も改めて感じました。

そして、なぜか、誰も彼もが優しい。


なんでこんなによくしてもらって、

なんで私はなんにも返せなくって、

不甲斐なくもあるけれど

途方に暮れたりもするけれど

感謝を忘れず日々前進。

なんて普通すぎる結論に今日も落ち着く。

いつかいつか恩返し。



2014年5月28日水曜日

魅了する深紅。



朝、市場で一際美しく咲いていた、レッドチャームという芍薬。

おもわず足を止めてしばし見とれてしまった程、

ふっくら、うるうるしていました。

生きてるものは、美しいな。

みるみるうちに深紅の蕾がほころんでゆきます。


この日、幸恵先生のスタージュで、

全花材の水揚げを初めてひとりでさせていただきました。

ばっちり!の一言がすごく嬉しかったです。

まだまだ時間がかかるのだけれど、

自信をつけさせてくれたのだとおもいます。

ありがとうございます。
だけじゃ言い表せないけど、やっぱり、
ありがたいなあ。

自分がうすっぺらくて中身のない人間だと感じるときもある、

落ち込んだり、途方に暮れるときもあるけれど、

この芍薬みたいになりたいなあ。

がんばろう。



2014年5月26日月曜日

スイミングプールをみあげる。






ちょっと、アリエルになったきぶん。



普段わたしたちが世界だとおもっている世界は、

景色だとおもっている景色は、

単なるひとつの側面なのだと知る。






2014年5月25日日曜日

ばらの棘、心臓に刺さる。


隣の席の可憐な女性のゆびにばらの棘が刺さったのをみて

「そのぐらいちいさな棘なら

心臓に刺さっても大丈夫ですね」

といったら

そんな都市伝説がありましたね、と

コトコトと笑われました。


皮膚に刺さった棘は、血管をとおって

最後に心臓に到達する。


そうずっと信じていたので驚きました。


無数のちいさな恐怖が世の中からひとつ消えたようで

蝋燭の灯がひとつ消えたようにも感じました。




2014年5月24日土曜日

はらり。



秘めた息遣いもきこえそうな

はじまりの瞬間。



2014年5月20日火曜日

相も変わらず、日々あたらしく。



振り向けば、空は綺麗でした。


2014年5月14日水曜日

奇跡であふれて足りないや。



最近、東京メトロのCMで

米津玄師さんというアーティストを知りました。


彼は作詞作曲と、このMVの“絵”も手がけているのです。

動画時代が生んだ新しいかたちの「音楽」。

この世界観が、とくに

詞がすきで

肌レベルというより細胞レベルでリアリティーを感じる。




言葉にすると嘘くさくなって
形にするとあやふやになって
丁度のものはひとつもなくて
不甲斐ないや

あなたへと渡す手紙のため
いろいろと思い出した
どれだって美しいけれども
一つも書くことなどないんだ

愛してるよ、ビビ 明日になれば
バイバイしなくちゃいけない僕だ
灰になりそうなまどろむ街を
あなたと共に置いていくのさ

言葉を吐いて
体に触れて
それでも何も言えない僕だ
愛してるよ、ビビ
さよならだけが僕らの愛だ

“vivi”より

2014年5月13日火曜日

国際バラとガーデニングショウ【ばら篇】



眼福。

作り手さんたちが丹誠込めて育て上げた美しいばらたちを堪能してきました。



最優秀賞を受賞していた鉢のばら、なまえは「ペーパームーン」だそう。





私のなかで、ばらといえば『星の王子さま』。

『星の王子さま』に出てくる、神経質で気位が高くて
でも身を守るものはちっぽけな棘しかない、
あのばらのイメージと
自分の知っているばらという花のイメージが、はじめはなかなかマッチしませんでした。

それは、
お花屋さんで切り花として売っているばらは茎も太くてまっすぐなものが多かったからだとおもうのです。

でもきっと本のなかのばらっていうのは
こういう、くねくねの茎のばらだとおもう。
それでやっと、しっくりくるのです。
王子さまが、一輪のばらの花を愛さずにはいられなかったことも。

ばらの魅力というのはこの頼りない茎と
情緒不安定気味の花だとおもうのです。

そして

沢山のばらたちのなかで、わたしが一番気になったのは、この子。


こまっしゃくれた茎と気まぐれそうな花弁に惹かれました。





2014年5月11日日曜日

記事掲載のお知らせ。








「レコメンド」コーナーに

執筆した記事を掲載していただいています。

今回は、

一昨年、偶然、中目黒で展示会に立ち寄って一目惚れした

大好きな花器のブランド

1012 TERRA について。

よろしかったら、お立ち寄りください。 

http://www.kusakanmuri.com/tsushin/kkm_recommend/terra_moriya1405.html


国際バラとガーデニングショウ【Rosebud篇】


所沢の西武球場で開催されている、
国際バラとガーデニングショウへいってきました。


ヴァンソンがメインゲストとして招待され、
Rosebudもブースを出しています。



花器付きミニブーケ。


Rosebudオリジナルのキャンドル3種、
どれもいい香りでしたがフランボワーズがお気に入り。





何時間でも飽きずに見ていられる。

ので、ついつい長居してしまう。

一周回ってみてきても、

やっぱりここで足が止まる。



なんでこんなにきれいなんだろう、

と少し離れたところで考えてみたけれど

ダンスと一緒で、すべてを言葉にうつしかえようとすると、途端に疑わしいな。

それにしたってまあ


なんも言葉がいらないくらい

きれい。



2014年5月9日金曜日

むすびcafe


川越の氷川神社




の、となり。

氷川会館にある


鎮守の杜のカフェです。


縁結びの神様として名高い川越氷川神社のまもり結びが壁にかかっています。


内装は小泉誠氏、
デザイン監修は山口信博氏が手がけています。


白木の調度品とオープンな空気がきもちのよいカフェ。





むすびロールは和三盆と栗のロールケーキ。
食器も作家ものを使って、こだわっています。


日本の伝統文化にこめられたこころ、

作法などを紹介するカードが置いてあります。


「結い」のこころ。


むすびcafe
〒350-0052
埼玉県川越市宮下町2−11 氷川会館1階
http://musubicafe.com/home


2014年5月8日木曜日

初夏の伊香保へ。


群馬県の伊香保へ行ってきました。

露に濡れた夏楓。

初夏を感じる、リラ。


そして








めぇ〜〜


もふもふ。


ラブ♡