Pages

2014年3月29日土曜日

時果てて。




輝き鮮やかだったものが、褪せていくこと。

なにかがゆっくりと、だめになること。

手の中で時が果てる

前触れの尻尾。




2014年3月27日木曜日

好きのルーツ。


弟にMacbook Airのお下がりをもらいました。

それを機に、古いPCのデータを整理しようと紐解いていると

自分の好みのルーツともいえるものを発見しました。


ELLE onlineからコレクションの写真を集めて

コラージュしたもの。



ポップからシックまで、

自分の“かわいい”の琴線に触れればなんでもあり。


こんなのを、高校生のころ、

ひとりせっせと作っていたのです。

そういうのが、何より楽しかった。

ノスタルジー。



昔の写真にうつる自分をみると

残念ながら、大抵ちんぷんかんぷんな格好をしているのですが

そのころ特に気に入っていた2004−05 A/Wのコラージュは

今みても、

好きだと感じるルックがたくさん。


今シーズンのヴァージョンでつくってみたら、どうなるでしょう。



2014年3月25日火曜日

la vie a la campagne


中目黒の目黒銀座商店街をぷいっと入ると


木馬と、小麦のいい香りがお出迎え。

1階はパンと雑貨のおみせ、

2階はカフェになっています。


la vie = 生活・人生
a la campagne = 田舎の

という店名にぴったりの

ヨーロッパのブロカントであつめてきたような調度品に、

ドライフラワーやミモザ、

大きなガラス花器にざっくりと束ねられた背の高いマーガレットなど

活けられている花も

もう死ぬほどセンスが良い空間なのですが

なんと店内撮影禁止。

食事の写真のみokとのことだったので

テーブルの上の写真だけで伝わるとよいのですが。



スプーンもひとつひとつ違うアンティークです。

なんとなく、

パリのフローリスト、

Frederic Garrigueのアトリエを彷彿とさせます。


この日はモーニングメニュー。

カフェオレボウルに入ったコーヒーで、

まさにパリの朝ご飯。


シンプルなクロックムッシュも

しみじみする美味しさ。

お店のwebsiteのGallalyには写真が載っているので、

そちらも見てみてくださいね。



la vie a la campagne

〒153-0051
東京都目黒区上目黒2−24−12

03-6412-7350
本文へジャンプ
website:
http://www.viealacampagne.com

blog:
http://lvcampagne.exblog.jp


2014年3月24日月曜日

花の色は。




花の色は うつりにけりな いたずらに

わが身世にふるながめせしまに



  この歌を詠んだ小野小町は

絶世の美女とうたわれたその容姿も
桜の花も人の心も

すべては去り行くその儚さを

丁寧に拾いあげてはひとつひとつ

眺めていたのだとおもう。

その眼に、この世界はどんなふうに映っていたのでしょうか。





2014年3月23日日曜日

CUBA, ITALY, JAPAN.



3月10日、ブルーノートにて。

熊谷和徳氏のタップを見に来ました。




N.Y.で出会った

キューバ出身のジャズピアニスト、オマール・ソーサと

イタリア出身のトランぺッター、パオロ・フレズ。

キューバとイタリア、

そして日本一のタップダンサー、熊谷和徳。


三人の才能が融合し、うねり、

地球上のどこにもない空間を生み出していました。


熊谷氏のファンで、何度も氏の公演に足を運んできましたが


今回はなんといっても


“音が楽しい!”


鍵盤をすべり金管に吹き込み足音を打ち付け

そのよろこびに。

ハッピーがほとばしる瞬間の連続に、純粋に身を任せて。


帰り道は、高揚の後の快いつかれとともに

なにか人生へのおおきな肯定をもらったような気がしていました。



2014年3月21日金曜日

頭冷やして首冷やさず。

 
 
花仕事の現場は冷えるので
 
ホットコーヒーとスヌードが必需品です。
 
 
花市場の卸さんやフローリストが皆、
 
マフラーを首にぐるぐる巻いているのを見ていては
 
“花屋”のイメージには欠かせなかった首もとのアイテム。
 
 
わたしの花仕事への憧れがちょっぴり、詰まっているのです。
 
 
 

2014年3月19日水曜日

芸術的マカロン。

 
ホワイトデーでいただいた美味しいおかしの山を、
 
少しずつ崩していく、たのしい3月後半。

見るたびに感動するのは
 
ピエール・エルメのマカロン。
 
ただ美しいというよりも
 
作り手の情熱を感じるからでしょうか。
 
 

箱だって、こんなにかわいい。
 
凹凸があるのです。

 
エルメのマカロンにはParisでの思い出も。
 
5区、Saint Sulpiceに滞在していた2011年の秋、
 
近くのComptoir des Cotonniersの店員さんと顔なじみになったのですが
 
帰国の日、
 
私がさよならの挨拶に立ち寄ると、
 
ちょっと待ってて!
 
と言い残して店を飛び出した彼女。
 
数分後、エルメの袋を手に戻ってくると、
 
マカロンをプレゼントしてくれたのでした。
 
パリジャン・パリジェンヌは冷たいというけれど
 
こんなふうに、
 
あったかいこころのやりとりは、そこかしこに。
 
このマカロンみたいに甘くてきゅんとする、思い出です。
 
 

2014年3月14日金曜日

white day


♥︎♥︎♥︎

2014年3月11日火曜日

きみが住む星。

 
 

地球の色々なところを旅しながら

帰りを待つ恋人へ綴る手紙と、
 
各地の写真。




こんなにぐっとくる「バイバイ」ってない。

みずみずしい情景がみえる美しい文章を繰っていると

そこにあたたかい血がながれているのを感じます。

その血の河は大地を覆い

わたしたちのおおきな心臓をつつむのです。

この世界にひとりでも

だいすきな人がいるって、いいことだな。



 

2014年3月10日月曜日

DADA CAFE

 
 
JR代々木駅東口から徒歩2分、
 
新宿からも徒歩5分ほどの便利な立地で
 
夜も遅くまであいているので

会社帰りに友達と会いたいときには

大抵ここにきています。

DADA CAFE
 
 
昭和15年築の呉服屋さんを改装したカフェ。

2階は建築・デザインの事務所なのだそう。


そして、

ここへ来るといつも頼んでしまう

絶品のトマトカレー。
 


 
食後のスコーンも外せません。


店内の一角では

クリエイターたちのちいさな発表の場として

作品が並べられていて

わくわくする気持ちも、ここで充電。
 

2014年3月9日日曜日

mon secretaire, mon ami, moi-même.

 
 


 
珈琲と、お気に入りのノート。
 
ちっちゃなノートに
 
頭んなか、ぜんぶ。
 
ざらざらのページにがりがり、
 
ちっちゃな宇宙、ぜんぶ。
 
 

2014年3月8日土曜日

FUGLEN TOKYO


 
Fuglenとはノルウェーの言葉で 
 
 
 
“鳥”を意味するそう。
 
 
珈琲大国ノルウェー・オスロからやってきたカフェ、
 
 
Fuglen Tokyo.
 
 
代々木公園の近くにあります。
 
 
本日の珈琲、350円。
 
おかわりは150円。
 
 
NY Times紙で
 
「世界最高のコーヒーは飛行機に乗ってまで試しに行く価値がある」
 
と紹介されている珈琲。
 
 
 
かわいいお皿にも注目。
 
 
 
 
 
ノルウェーのヴィンテージ家具を堪能できるのも、
 
このカフェのおもしろいところ。
 
店員さんもお客さんもゆったりしていて
 
珈琲と一緒に
 
思い思いの時をすごしています。
 
 
 
FUGLEN TOKYO
東京都渋谷区富ケ谷1-16-11
03-3481-0884
 
 
 


2014年3月7日金曜日

パリジェンヌのファッション【後篇】

 
 

パリの横断歩道にて。

 
パリジェンヌのファッション分析メモ、
後篇です。 


 
その四。 シンプルな服に柄物ストール


服の色はベーシック。
 
そしてデコルテのラインがきれいにあいた薄手のトップスに、

細身のボトムス(スキニー・デニム率高し。)、
 
ポイントを置くのは、首元。

本当にスカーフやストールをまいた人が多かった。

パリの人たちは、Vゾーンのおしゃれが上手。

 
その五。 ショルダーバッグ率。


ハンドバッグではなく、ショルダーバッグをよく見かけた。

ショルダーバッグ、最近は日本でも流行っているけれど、

気になる存在。
 



 
しかしながら。
 
 
パリジェンヌがパリジェンヌたりえているのは、

その街並みあってこそ、という気もしている。


東京は、カルチャーのミックスが上手な街。

うまくエッセンスを取り入れて、

その人らしく消化できれば、最強なのに。
 
 
そもそも、自分を熟知し、
 
自分をいかに美しく魅力的にみせるかに長けているのがパリジェンヌたち。

街や雑誌で素敵なおしゃれを観察したら、

今度は自分の体を鏡に映して観察し、
 
長所と短所、どう見せるべきか考える。
 
それこそがパリのファッションのエスプリではないでしょうか。
 

 

2014年3月6日木曜日

パリジェンヌのファッション【前篇】


パリの広場や公園のベンチに座って
まわりの景色や空、

街行く人々をぼーっと眺める日々を繰り返して見えてきた、
「パリジェンヌ」のエッセンス、あれこれ。

その一。 メイクに手抜かりなし


街中、カフェでもメトロでも。

ナチュラルなようで、彼女たちはメイクに手抜かりなし。


とはいっても、それは引き算上手なメイク。


極太アイラインやつけまつげ、濃くてまるいチークなどとは正反対。

きちんと鏡を見て、自分の顔の造形をよく研究しているメイク。


そして、

もともと美人です、といわんばかりに

しれっと、

言葉を変えれば、

自信を持って堂々と歩いている。

その姿には敬意を表したいほど凛としていて、

そして。
パリの男性たちは、ちゃんとその努力を評価してくれていると感じる。

たとえば、姿勢を正して、

目があったらにっこり微笑むだけで、
わかりやすすぎるほど扱いが変わる。

美しい装い、立ち振る舞い、

女としての成長を、

きちんと評価してくれる街。

こんな環境に鍛えられてきたパリジェンヌ。

さすが、メイクもファッションも、
こなれてゆるく見えるのに、計算ずくなのにも納得がいく。


その二。 薄着を重ねる


とにかく思ったこと。

「みんな、薄着!」

薄手のトップスの重ね着が上手なのです。

わたし自身はあまり重ね着は得意ではなくて、

シルエットがきれいだったりおもしろいアイテムが好きなので、

それを活かせるように一枚で着たいのだけれど、

パリでよく見た重ね着は、
一枚一枚が透けるほど薄いので、
重ねても野暮ったいラインにならず、ボディにきちんと沿う。

シルエットを崩さずに、でも、力が抜けて見える。



その三。 カラーコーディネート


たまたまかもしれないけれど

街でも赤いパンツやタイツを履いている人が目に付いた。

赤はとりわけ目立つ色だけれども、

ほかにもグレー、茶、紺・・・

日本よりも、カラータイツをよく見かけた印象。

そして、日本で冬になると街中に量産される、
厚ぼったい黒のタイツは逆にあまり見なかった。

黒を履くとしたら、デニール数の低い、薄手のもの。

もしくは、黒のスキニーパンツをはいている人をよく見かけた。

プラス、足元は黒のショートブーツ
(もしくはロングブーツでパンツの裾はブーツイン)。

カラータイツでも、タイツの色とショートブーツの色を合わせて、
脚を長くみせていた人が多かった。
後篇へつづきます。

2014年3月5日水曜日

Yumi Saito来日イベント2013

 
2013年11月5日。

お台場の日航ホテルで行われた

由美先生の、シャンペトルブーケのレッスン。

繊細で女性らしい、由美先生のブーケ。
 
その秘密を余すところなく伝えるデモ。

アシスト役は

幸恵先生。

動きもシンクロしてます。

美しい一枚♥︎
 
 


東京は綺麗だ。
 
 
がんばる。
 
 

2014年3月4日火曜日

一粒のショコラ。


どうしてもほしくなって
 
帰りがけに、宝石を買う。
 
 
 
指先の熱で溶けてしまう、
 
甘いくすり。
 
忘れるための。
 
明日のための。
 
 

2014年3月3日月曜日

efish

 
東京をはなれて
 
京都へ。
 
 
鴨川沿い。

 
 
カフェefishは、五条大橋のちかくにあります。
 
 
 
空間とプロダクトをプロデュースしているのは、西堀晋氏。
 

 
 
 
 

 
 
 

シンプルは、あたたかい。

美しくて、

おちつく。

 
東京にもこんな場所があったらいいのになぁ。 
 

 
efish
〒600-8029
京都市下京区木屋町通り
五条下ル西橋詰町798-1
TEL: 075-361-3069
FAX: 075-361-3004


2014年3月2日日曜日

Clementine Live.


2月28日、夜。

ブルーノートにて。



クレモンティーヌのライブへ行ってきました。
 

 

 
映画の主題歌をカヴァーした彼女の新作アルバム
 
Cinema de Reveからは
 
大好きなLittle marmaidの曲
 
Part of your worldや
 
もののけ姫
 
It's a small world
 
Tea for two
 
Baroque Hoedown(あのエレクトリカル・パレードの曲です。)等を披露し
 
 
Une homme et Une femme(男と女)
 
A St Tropez(サントロぺで)
 
La vie en Rose(バラ色の人生)
 
愛の賛歌(仏語タイトルは失念。。)
 
といった往年のフレンチポップスから、
 
 
榮倉奈々ちゃんのCMが記憶に新しく
 
“ボンボンバカボンボン♪”がなぜかおしゃれに聞こえる摩訶不思議
 
天才バカボンのBakabon Medley
 
そして
 
なんと
 
「セーラームーン伝説」のフランス語ヴァージョンまで。
 
どっぷりセーラームーン世代のわたしの心を鷲掴みにし
 
ユーミンの「卒業写真」のフランス語ヴァージョンで
 
母世代の心を鷲掴みにし
 
まさに『お茶の間フレンチ・ポップス』で魅了してくれました。
 
 
 
ライブ後のサイン会では
 
必殺技『HATTARIフランス語』を駆使して
 
クレモンティーヌと母が同い年であること、
 
そして母がもうすぐ誕生日であることを伝えると
 
CDに
 
母の名前と
 
Joeux Anniversaire♡
(お誕生日おめでとう♡)
 
の一言も入れてくれました。
 
母は大喜びしてくれたので、
 
すこしは親孝行になったかしら。
 
 
 
「二十歳の顔は自然からの贈り物
 
五十歳の顔はあなたの功績」
 
 
ココ・シャネルはそう言いましたが
 
年を重ねると
 
その人がどう生きてきたかというのが
 
如実に顔に出てくる気がします。
 
五十を迎えたとき
 
彼女や母のように
 
魅力的に笑っていられるかどうかは
 
今の自分次第。
 
 
今日は、日曜日。
 
クレモンティーヌのウィスパーヴォイスを聴きながら
 
お散歩に出かけて
 
なにか楽しいものを見つけてこよう。
 
 
 

2014年3月1日土曜日

直島への遠足。

 
 
2013年11月2日。
 
 
直島へ。
 

 
瀬戸内海の

このぼんやりとした稜線をながめながら

頬を打つここちよい風にずっと吹かれていたい。



草間彌生のかぼちゃがお出迎え。

「家プロジェクト」のエリアを中心に回りました。








ANDO MUSEUM



 
直島はにゃんこ島でした。
 



 
 
古民家好き、安藤忠雄ファンには堪らない。
たのしー。
 

イベントの翌日も、ふたたび直島へ渡り、
 
美術館などを満喫しました。

地中美術館やベネッセ美術館はもちろんすばらしかったですが

印象的だったのは

李禹煥美術館。

これも安藤忠雄氏の設計とのコラボレーション。
 
 


ここで買ったトートバッグがお気に入りです。
 
 
大胆な余白には
 
心を
 
「もともと」へと
 
引き戻すちからがあるみたい。
 
 
しばらくしたら、また
 
この余白へ引き戻されに来るだろう。